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バスケットボールを題材にしたマンガ『SLAM DUNK(スラムダンク)』。週刊少年ジャンプで1990年から1996年まで連載され、テレビと映画でアニメ化もされました。その連載終了から18年が経ってもその人気はおとろえず、「永遠のバイブル」という人も多いはずです。

そのスラムダンク人気は国内にとどまらず、海外にも広がっています。特に、バスケットボールが盛んな中華圏での人気が高い。中国本土はもちろん、台湾でも根強い人気を誇っています。そんな現状を先日、目の当たりにしました。

台北駅の地下街には、さまざまな店舗が並んでいるのですが、その中の雑貨店で見かけたのが、スラムダンクに登場する学校のユニフォームの数々。主人公の桜木花道らが所属した湘北をはじめ、ライバルの海南大付属や陵南、さらに、全国大会で対戦した山王工業、豊玉までそろっているではないですか。もちろんナンバーもプリントされていて、「SHOHOKU 11」だとRUKAWA(流川楓)です。湘北の赤木剛志キャプテンが事あるごとに言っていた「全国制覇」をプリントしたタオルもありました。

思わず店頭で手にとってみてみると、素材も意外と作りはしっかりしていました。ただし、ライセンス商品かどうかは場所柄、「?」でしたが…

その場で購入している人を確認できなかったので、いったいどの程度売れているかは不明です。しかし、そのユニフォームを着ている人を先日、大阪市内で目撃しました。しかも、大阪にあるという設定だった豊玉高校の4番、南烈のユニフォームを着ている若い女性。ただし、その手には大阪の観光ガイドブック(中国語)を手にしていたので、台湾か香港ではないかと推測します。大阪だから豊玉だったのも定かではないものの、台北と大阪でスラムダンクの根強い人気、世界にも広がっているのを感じさせられた次第です。
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(Written by AS)