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8月8日は暦の上では立秋。お盆で帰省シーズン。各地では盆踊りやお祭りが行われる。そんな日本伝統の季節の行事をテーマに食卓を演出するアイデア本が出版された。
「二十四節気テーブルコレクション 食卓からのメッセージ」(日本テーブルデザイナー協会監修 やさしい食卓発行)である。

それに伴い出版記念パーティが二十四節気の大暑にあたる7月7日、東京・恵比寿のアートスクエアで行われた。

出版に携わったのは、テーブル・コーディネイター界の先駆者ともいえる日本テーブルデザイナー協会理事の松尾洋子氏(以後、松尾洋子理事)と同協会認定講師24名。

総合プロデュースの松尾洋子理事はテーブル・コーディネイト歴25年のプロフェッショナル。西洋の文化であるテーブル・コーディネイトを日本人として早くから仕事にしている人だ。独自で日本テーブルデザイナー協会を立ち上げ、食空間コーディネイター協会でも理事を務め、自身の主宰であるアトリエ・ル・レーヴ テーブルコーディネイトアカデミーでは東京と大阪で700人もの生徒を育てている。

その700人の中で深くテーブルコーディネイト術を学び、資格取得した今回の出版に携わった
24名の認定講師たち。驚くべきことに彼女達は、テーブルデザイナー以外にもさまざまな資格を持つ。フードコーディネーター、インテリアコーディネーター、料理研究家、ピアノ講師に至るまで、いわゆる自宅サロンを持つサロネーゼも含む、食や住まいなどの空間に意識の高い女性たちである。

テーブル・コーディネイト界の最高峰イベントといわれる「テーブルウエア・フェスティバル」。東京ドームで毎年20万人の動員を記録する食卓演出の大博覧会である。江上料理学院長江上栄子やタレントの黒柳徹子、俳優の石坂浩二といった著名人も名を連ね、世界中の
テーブルクロス、食器、カトラリ-、グラスなどを使った食卓の演出をみることができる。と同時に「テーブルウエア大賞コンテスト」も開催され、アイデアを競うのだが、なんと、本出版に携わった認定講師9名がこのフェスティバルに入選・入賞しているのだ。

プロが手掛けているからといって、専門的な本ではなく、初心者にもわかりやすいように、テーブルデザインの基本や演出のルールなどの基礎知識のページもあり、とても読みやすい1冊となっている。

出版パーティはさすがのコーディネイト。レンガ造りの洋館の中には24の円卓。世界初の360°の巨大映像システムが導入された会場で、松尾洋子理事を始め認定講師たちは浴衣姿でお客様のホスト係にまわった。ステージ進行は食や食器に関わる関係者の挨拶や二期会所属のオペラとピアノによるアナ雪の歌と演奏は結婚披露宴のようなプログラム。洋菓子作りの現代の名工・黄綬褒章受章の桑原清次氏も登場し、ワインで乾杯。イタリアンメニューのビュッフェスタイルで、待ち時間がフォーマルワンピースの女性たちの交流の時間となった。
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松尾理事は「二十四節気を題材に現代の生活で日本の行事を伝え残したい」という思いから出版に至ったという。

日本テーブルデザイナー認定講師でフラワーコーディネイター、テーブルウエア大賞4回入賞歴のある福井朋子氏は「すべてを始めるのは難しいと思うので、まずは手持ちのお皿から、100円ショップのお皿でも、身近なところから毎日の食卓の演出にひとつでもヒントとなれば嬉しい」と話していた。

8月8日立秋、日本テーブルデザイナー協会の本拠地・大阪で同じパーティが開催される。さらにブラッシュアップされたパーティと食卓の演出に期待がかかる。

また、この本は、普段気が付かなかった自宅にある食器や小物をもう一度見直して素敵に演出したいと思うきっかけづくりとなるだろう。
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タイトル:『二十四節気テーブルコレクション「食卓からのメッセージ」』
発行:株式会社優しい食卓
お問合せ:03-5215-1287
価格:2700円+税

(Written by 佐藤正子)