大分県随一、海の幸の宝庫で知られる佐賀関が誇る名産物の海藻「くろめ」。佐賀関の関崎・高島のあたり、ちょうど瀬戸内海と太平洋の海水が接する部分で、潮流が速くてきれいな水質により、おいしいくろめが育つといわれる。1〜3月に収穫されたくろめはやわらかく、渋みもなくてとてもおいしい。
このくろめは、みそ汁やお吸い物に入れたり、昔ながらのくろめ入り「かさご汁」として食べたり、しょう油やゴマで味付けしてご飯にかけて食べる、もずくのように味わうなど、さまざなな食べ方があるようだ。そして近年、さらにアレンジした「くろめ」グルメが登場している。
たとえば、九州自動車道の別府湾サービスエリアの軽食コーナーで「くろめうどん」を見つけた。熱々のうどんにくろめがタップリのっていて、食べてみるとツルツルでのどごしもよい。ワカメや昆布とはまた異なるトロっとした食感、思わずクセになりそうな味わいだった。朝7時からオープンしているので、早朝から味わうのもおすすめ。
また、道の駅さがのせきでは、くろめ入りのうどんやそば、みそ汁、冷麺をはじめ、なんと、秘伝のくろめソースがかかった「くろめソフトクリーム」も存在する。おみやげコーナーには、くろめふりかけやくろめドレッシングなど、まさにくろめづくし。
別府エリアで味わえる「くろめ」グルメの数々。現地で味わうも良し、おみやげで購入するも良し。もちろん海藻なので体にも良い。
別府湾サービスエリア(上り)
道の駅さがのせき
(Written by AS)
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