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大分出身者が地元に帰ると、思わず食べたくなるという郷土料理のスイーツがあるという。「やせうま」という名前のそのグルメは、まったく知らなければ、その名前からどんなものなのか想像もつかないだろう。

やせうまは、分かりやすく言えば、うどんを平たくのばした餅のような生地に、きな粉がかかっている和菓子。うどんのようでも味はきなこ餅で、安倍川もちの類が好きな人にはたまらない。

大分県内では多くのレストランなどでこのやせうまを食べることができ、中には黒みつをかけているメニューもあって、これはさらに絶妙にマッチした味わいで絶品といえる。

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やせうまは平安時代、京の都から落ちのびた若君が乳母の八瀬に「やせ、うまうま」とおやつをねだって作ってもらったことが発祥といわれる。その後、お盆や七夕の時期、自宅で作る手軽なおやつとして普及し、駅や空港などのおみやげコーナーにも、やせうまの手作りキットが並んでいる。

一方、そのやせうまのルーツともいえるのが、こちらも大分を代表する郷土料理「だんご汁」。こちらは、具がたくさん入ったみそ汁に、小麦粉ベースの団子が入っていて、大分では年間を通して夕食でよく食べられている。県内の飲食店はもちろん、祭りの屋台などにも登場する。


だんご汁・やせうま(象印ホームページ)

(Written by AS)


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