昔は、海外における寿司は日本以上に高級品で、一人前4000〜5000円もザラだった。しかも、日本より美味しいかというとぜったいに負けるレベル。それが最近、ニューヨークをはじめ、日本以上のクオリティを誇る高級寿司が提供される店も続々と登場する一方、現地のスーパーマーケットに寿司パックが並ぶなど、ずいぶんと手軽に食べられるようになった。
その寿司、日本での外食は回転寿司がメジャーだが、これも海外での“先進国”のイギリスに続き、他国でも目につくようになった。
プラハの大型ショッピングセンター、そのフードコートの一角に“RUNNING SUSHI”と看板を掲げるコーナーがあった。直訳すると走る寿司、であるが、どう見ても回転寿司。しかも、ガラスケースに入って皿が回っていて、そのネタも寿司だけでなく揚げ物やフルーツなど「なんでもあり」といった感じ。価格は、1人あたり日本円だと3000円ほどで食べ放題、セットだと1000円強〜あった。スタッフに日本人が見当たらなかったが、テーブルにおいてあった調味料などは日本のキッコーマンの現地法人が生産したものだった。客は、地元の若者が多かった。
このRUNNING SUSHIは、ドイツでも見かけた。また、中華料理店の看板なのに寿司の写真が堂々と載っているのもあり、中国系の人々が寿司を“売り”にしている事情も垣間見られた。どう考えても、寿司は中華料理ではぜったいにないのだが・・・
(Written by AS)
【Nicheee!編集部のイチオシ】
【Nicheee!編集部のイチオシ】