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チェコの首都プラハ。その玄関口、プラハ国際空港に到着した時、空港にある4ヶ国語表示の案内を見て一瞬、頭の中が「?」になった。その4ヶ国語は、上から英語、チェコ語、ロシア語、そしてハングル。上の3言語は、理解できる。だが、どうして最後が、近ごろ世界じゅうでニーズが急増する中国語でなくハングルなのか。

その理由は、ホテルでの朝食会場で判明した。世界の名だたるホテルチェーンに宿泊したが、朝食会場を見渡すと3、4割の客が韓国人観光客。そして、朝食が並ぶビュッフェの一角に、堂々と「キムチ」が置いてあったのだ。

韓国人にとって、キムチは1日三度の食事に欠かせない。他のヨーロッパ諸国でキムチが朝食のビュッフェに並ぶ光景など見たことがなかった。推測するに、韓国人観光客が「メニューにキムチがない!」とホテル側にクレームを言ったのではないだろうか。

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しかしなぜ、プラハに韓国人観光客が多いのか。その理由は、韓流ドラマにあった。日本でも放映されて人気を博した『プラハの恋人』というドラマ。プラハの主要観光スポットが舞台のこのドラマ、放映が終了してもそのブームはいまだ続いている。ドラマに登場したカレル橋や旧共和国広場などは、まさに韓国人観光客だらけだった。

これに合わせてか、大韓航空はソウル=プラハの直行便を、ジャンボジェットで知られるボーイング747型機で運航している。韓国人のプラハ人気、まだまだ続く気配がする。

BSジャパン プラハの恋人 http://www.bs-j.co.jp/loversinprague/

(Written by AS)


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