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大阪で話される言葉(方言)を「大阪弁」、もしくは大阪ことばという。近年だと「マクド」(マクドナルドの省略)も典型的な大阪弁。日本でありながら独自にも発展してきた大阪弁の数々は、人や食べ物、生活、遊びなど多岐にわたる。その中で特に、大阪出身者以外には“難解”と思われる大阪弁の一例を挙げてみた。

■いらち(せっかちな人)
■ええかっこしい(自分をいいように見せたがる人)
■げら(よく笑う人)
■ぼんさん(お坊さん)
■ややこ(赤ちゃん)
■あめちゃん(飴、キャンディー)
■えんりょのかたまり(誰も手を付けず、最後まで残ったもの)
■おかいさん(お粥)
■にぬき(かたゆでたまご)
■さぶいぼ(鳥肌)
■いんじゃん(じゃんけん)
■さら(新品、未使用)
■じゃじゃぶり(土砂降りの雨)
■べった・どべ(最下位)
■すか(はずれくじ)
■わや・わやくちゃ(計画と異なるめちゃくちゃな状態)
■いがむ(ゆがむ)
■いてまう(やっつける)
■おちょくる(ふざけてからかう)
■ほたえる(ふざけて暴れ騒ぐ)

ほかにも「モータープール」(有料駐車場)や「一回生」(大学1年生)など、東京でもまったく言わないわけではないものの、大阪的な語がいくつも存在する。さらに、この大阪弁にはさらに地域別に河内弁、泉州弁、摂津弁と分けられ、大阪府内でも話す言葉によってどの辺の出身なのかわかる場合もある。

標準語と大阪弁を見事に使いこなす人間は、もはやバイリンガルと言えるかもしれない・・・それほど、大阪独自の言葉は数が多く、イントネーションも独特。大阪出身者でない人が試しに大阪弁を使ってみたところですぐによそ者とバレてしまうので、くれぐれもご注意を。