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イタリア・ピサといえば「斜塔」の街としてあまりにも有名だ。

この斜塔、1173年に建設されたが、実は当時から地盤沈下によって徐々に傾斜し続けている。はたしていつ倒れるのかが世界的に注目を集めているが、今のところ、斜塔にも登ることができるので(一時は立入禁止だった)、しばらくは大丈夫・・・なはず。

ピサの斜塔は、ドゥオーモ広場にある。ここで、外国人観光客が行うお決まりのポーズがある。

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そのポーズとは、斜めに傾いた塔を自分が両手で支えるように見せかけるもの。ちょうどベストポジションが緑の芝生そばで、皆、このポーズを取って記念写真を撮っているのを横から見るとやや滑稽にも見えるが、もし行く機会があればぜひやってみてほしい。

ちなみに、ピサの斜塔、その豆知識がいくつかある。傾いた塔の高さは北側が55.22m、南側が54.52mと、その差は70cm。塔には手すりもなく、293段の階段を自分の足で登るのはなかなかスリリングな体験ができる。また、上から下にいる観光客を望むのも格別だ。近くにあるピサ空港から離陸する飛行機もそばを通るので、これもなかなか迫力がある。

斜塔の横には、ガリレオが「振り子の法則」を実験したというドゥオーモもある。実際はどうも違うらしいが、斜塔の観光ついでに訪れてみて損はない。

(Written by AS)