全国「聖地巡礼」ブームが続く。アニメや漫画の劇中に登場する数々のスポットは、ファンの間で“聖地”と呼ばれ、自ら足を運ぶことによってキャラクターになった気分を疑似体験できるほか、その舞台となった現地の自治体や商工会議所などもいまや「まちおこし」として力を入れるところも続々と出てきている。
そんな中、この夏、聖地巡礼で盛り上がったのが、茨城県小美玉市にある茨城空港だ。 ※「茨城空港ガルパン応援計画2014」関連、現在は展示されていません。
茨城空港は、航空自衛隊百里基地と滑走路を挟んだ反対側に旅客ターミナルが立地する。首都圏では羽田、成田に次ぐ第3の空港というイメージがあり、現在は国内線でスカイマーク、国際線では中国の春秋航空が就航する。この茨城空港のターミナル内が今夏、「ガルパン」一色になった。
ガルパンとは、TVアニメ『ガールズ&パンツァー』の通称。戦車を使った武道「戦車道」が、大和撫子の嗜みとされた世界を描いたストーリーで、ミリタリーと萌えを併せ持ち、多くのファンを獲得した。茨城空港に近い茨城県大洗町の店舗、宿泊施設、街並みなどがストーリーに一部登場する。
その茨城空港で、「茨城空港ガルパン応援計画2014」と題した夏休み特別企画が実施された。
ターミナル内を入ると、ガルパンの巨大懸垂幕が出迎えてくれたのをはじめ、空港内のスタンプラリーで「生徒手帳風台紙」をプレゼントしてスタンプを押していったり、オリジナル名刺を配布して集めたり。また、航空会社のチェックインカウンター前に、ガルパンの設定画やシーン写真集のパネルなどが展示された。
さらに、ガルパン声優陣によるトークショーでは、1日2回の出演でそれぞれのべ400人のファンが、東京などから来場し、空港の駐車場は朝からほぼ満車になった。空港展望デッキに集まったガルパンファンは、飛行機の離発着を横目に熱心にトークに聞き入り、イベントは大盛り上がりとなった。
空港が「聖地巡礼」スポットになったのは、全国的にも例がない。ただ、空港イベント終了後、ガルパン関連はごく一部のみの展示にとどまるが、大洗町ではまだまだガルパン、聖地巡礼への取り組みが続くので、ぜひ全国から茨城空港を利用して大洗町をたずねてみてはいかがだろうか。そして、来年の夏もぜひまた茨城空港で「ガルパン」に出会える日を楽しみにしたい。
ガールズ&パンツァー
「ガールズ&パンツァー」(よかっぺ大洗)
茨城空港
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