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1989年11月10日、ベルリンの街を東西に分断していたベルリンの壁が破壊された。ドイツの人々は検問を受けることなく自由に自分の国を行き来できるようになったのだ。

それから25年後の今年11月10日、日本では空に向かって伸びる壁ではなく電柱を取り去るためのプロジェクト、「無電柱民間プロジェクト」の記念日に制定された。

電柱がなくなることで景観が良くなり観光の振興に役立つだけでなく、巨大地震や台風などに対する防災機能が高まることが期待できる。
無電柱化において最も心配される財源の問題だが、現在の電線をそのまま地面に埋める直埋設を実施実験中。これによって工事費の抑制ができると説明している。
同プロジェクトはこれらの意義を世間に広く知らせることを目的としている。

同日の記念日制定発表会には、国土交通大臣の太田昭宏氏、自民党無電柱化小委員会の委員長である小池百合子氏、一足早く無電柱化宣言を打ち出している豊島区の区長高野之夫氏などが登壇。
それぞれに無電柱化の必然性・重要性を述べた。

11月10日を記念日と定めたのは、11月10日の3本の“1”を電柱に見立て、それを“0”にすることを願ったという。小池氏は、かつてクールビズを進めて夏のスーツからネクタイを外させた実績を話した上で、「今度は電柱を引っこ抜いてきたい」と強い意思を表明した。

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さらに、記念日の制定に加えて同プロジェクトの公式キャラクターを発表。
これまでにも電柱・電線によって景観が失われている景色を募集する「電柱が消えたら景色がいいで賞」というキャンペーンを実施するなど、国民を参加させて認知を広めようと努力していて、今回もキャラクターの名前を募集するキャンペーンを行う。

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応募期間は12月9日まで。特設サイトで応募ができ、採用者には5万円分のギフトカードが与えられる。


無電柱化プロジェクト

無電柱化民間プロジェクト公式キャラクター お名前募集キャンペーン