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「納豆」の本場といえば、茨城県水戸市。昨年度、総務省が発表した家計調査で、1世帯あたりの納豆購入料が全国1位となった。実は日本一となったのは7年ぶりで、それまで2〜4位に甘んじていたというほうが不思議な気もする(この間、トップは福島市と盛岡市だった) 。 

水戸では、この“トップ奪還”がよほどうれしかったのか、JR水戸駅南口に大きな垂れ幕が掲げられていた。ちなみに、近くには「水戸の納豆記念碑」もある。

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この水戸では、小学校や中学校の給食で、納豆が出てくるのが当たり前。他の地域だとにわかに信じがたい人もいるかもしれないが、地元の人曰く「ごくふつうですよ」とのこと。

納豆がごく身近で食べられる。給食だけでなく、たとえば、居酒屋に行っても、おそらく茨城県民以外には珍しい「納豆メニュー」が並ぶ。水戸市で人気のお店『酒趣(しゅしゅ)』に行ってみた。

納豆チャーハン、納豆茶碗蒸し、納豆おろしとお餅の揚げ出し、かつおだしで食べる納豆オムレツ・・・・・など、納豆料理がズラリ。その中から「納豆唐揚げ」をオーダーしてみた。

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ほどなく運ばれてきた納豆唐揚げ。見た目は、ミートボールのような形で揚げてある。そして、箸で中を開けるとすぐ、納豆がグニャッと出てきた。もし納豆好きならたまらない瞬間かもしれないが、納豆嫌いなら思わず目を背けたくなる・・・・・かも。

そして、納豆唐揚げの味は「そのまんま納豆」で、納豆特有の粘っこさは揚げても健在だった。タレがついていない分、塩をかけるとよりおいしかった。

お店によると、あらゆる納豆料理を注文し、「納豆フルコース」を味わうこともできるという。本場で味わう変わり種納豆メニューの数々、あなたもトライしてみてはいかが?

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【参考】水戸市が納豆購入額「日本一」に返り咲きました(水戸市)