2020年に開催される東京オリンピックに向けて様々なインフラ整備が進んでいる。今後、海外から日本を訪れる人が増加することも予想され、海外の言語や文化について今のうちから学んでおきたい。それは私たち社会人だけでなく、子どもたちにも早期英語教育や他国文化に対する理解を深めることは重要視されている。

そんな中、11月20日に行われた日本初の新サービス「WORLDLIBRARY(R)」の発表会イベントに参加した。この「WORLDLIBRARY(R)」は、カーディーラーやショッピングモールのキッズスペースなど、子どもが集まる空間に海外の絵本をレンタルし設置するサービスで、子ども達と世界を繋ぐ時間を提供することを目的としており、“巨大絵本”を使っての読み聞かせやその効果の説明が行われた。

イベントは「シャトー・デ・バンビーニ・モンテッソーリ・スクール」というインターナショナルスクールで行われ、理事長のジョーンズ栄理子氏は「モンテッソーリ氏というイタリア人初の女医が障害者を対象とした教育方法を取り入れたカリキュラムを行っている」と学校の誕生について述べた。 

また、「親や先生は、子どもたちの要求を汲み取り、自由を保障して子どもたちの自発的な活動を手助けする存在になる必要性がある”という考え方が、モンテッソーリ教育法の基盤となっている」と同校の教育法にも触れた。
ちなみにこのモンテッソーリ教育法を受けた著名人には、クリントン元大統領やダイアナ妃のお子様たち、ヘレン・ケラーなど世界で名が知られる方々ばかりで思わず驚いてしまった。
さらに同校の「家具などはすべて子どもたちのサイズに合わせて揃えられており、木製や陶器など使い、子どもたちが自由に触れて一つの物事に集中できる環境で自由教育となっています。また、五感を使って学ぶ『算数・言語・文化・感覚・日常の行い』の取り組みにも力を注いでいます。」と子どもたちにはストレスなく学べる環境が整っていると語った。

絵本の読み聞かせ効果については「絵本は、絵を見て・語りを聞くということからイマジネーションを膨らませてくれます。子どもたちに世界の本を読むことでその国の人種や文化を学ぶことができます」と語り、海外の絵本で初めての外国に触れる良いきっかけになると将来、子どもたちが海外へ飛び出し活躍してくれることに期待を膨らませていた。

そして、ジョーンズ栄理子理事長の貴重なお話が終わると、ベールに包まれた巨大な“あれ”が登場し子どもたちがソワソワ…。

ついにベールが取られると、巨大絵本が登場!

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とにかくデカい!原型となった絵本の約12倍で子どもたちの身長をゆうに凌ぐ大きさです!
初めてみる巨大絵本の登場に子どもたちも思わず「おー!すごーい!」「大きい!」と声が上がる場面もあり、絵本を見つめてたり触れたりして、中には「早く中を見たーい」とどんな絵本なのか興味津々な子どもたちが印象的だった。

絵本、『オランダ「ちぐはぐソックス」』の読み聞かせが行われ、読み聞かせ中、子どもたちの表情は真剣で、「あの人の靴下の色、両方ちがうね」「すごく足が長い人がいる」など、絵と語りでそれぞれのイマジネーションを膨らませているように見えた。

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読み聞かせ終了後は、陽気な音楽に乗りながらおもいっきり体を動かすダンスを先生と子どもたちが披露し、子どもたちも音楽に乗りながら思い思いのダンスで会場を盛り上げてくれた。何よりも楽しそうに踊る子どもたちを見て、私たちも思わず微笑んでしまった。

子どもたちがダンスを披露してくれたお礼になんと本イベントの主催者でもある株式会社ワールドライブラリーの野本社長と浅野常務が一足早いクリスマスプレゼントとして絵本を子どもたちへ贈り、子どもたちも嬉しそうな表情を浮かべ本をかざしたり、さっそく絵本を広げて読み始める子どもたちもいて、理事長の語った絵本の読み聞かせ効果がしっかり子どもたちに根付いているようだった。

さて、この『WORLDLIBRARY(R)』のレンタルプログラムは、なんと国内の書店では入手ができない絵本を揃えている。子どもたちに海外の絵本を読み聞かせることで、初めて外国の文化や人種に触れる良いきっかけにしてみるのもよさそう。また『WORLDLIBRARY(R)』は一定期間後、レンタル商品として活用が難しくなった絵本は、『WORLDLIBRARY(R)』リユースプロジェクトを通じて、必然的に地域社会の貢献に参加でき、CSR活動をアピールできることも企業にとっても嬉しい点があるので気になる方はチェックしてみては?

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