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紳士淑女が愛を確かめあう「ラブホテル」という名の楽園・・・
書籍が多数出版されていたり、「ラブホテルでの女子会」が流行中・・・など、その存在は、思いのほか、身近なものであると言えよう。

そんな「ラブホテル」の代名詞と言われているのが(ちょっと古いのかもしれませんが・・・)、「ベッドを取り囲む鏡」と「回転ベッド」。ラブホテルの進化に興味を持つ筆者は、これら2つの発祥を調べてみた。

すると・・・意外すぎる事実が判明した・・・。
なんと、ラブホテルの「鏡」&「回転ベッド」を考案したのは同一人物だったのだ・・・
その人物とは、業界では“超”がつくほどの有名人、亜美伊新(あみいしん)という人物。
今回は、そんな亜美伊新さんがどんな人物なのかを紹介しよう。


≪プロフィール≫
日本全国に1600棟ものラブホテルを設計・プロデュースし、その数は世界一を誇る。現在ではラブホテル設計の第一線から身を引いているが、ラブホテル事業を金融ビジネスとして運営する指南役として活躍している。

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オフィシャルサイトより
◆昭和40年に「総鏡張り」を!!その2年後に「回転ベッド」を考案!!
日本のラブホテルの移り変わりを考えるととき、亜美伊新さんの功績を抜きにすることはできない。というのも、亜美伊さんは「総鏡張り」と「回転ベッド」を取り入れた最初の人だからである。

総鏡張りの部屋は昭和40年に亜美伊さんが考案したもの。
「ちょうどそのころは女性のスタイルが良くなってきたことが、我々にもはっきりと感じられました。とすれば女性の心の中には、自分のヌードをいろんな角度から映して見たいという思いがあるはずや。もし、そういうところで好きな男に抱かれたら、女は最高に燃えるんやないかと考えたんですわ」。

亜美伊さんによると、回転ベッドを取り入れたのはそれから2年後だそうだ。これは総鏡張り以上のヒットとなり、多くのラブホテルで導入された。
※昭和61年4月の新風営法施行以後、回転ベッドはご法度となった

「回転ベッドは大劇場の回り舞台がヒントになりました。回り舞台が動いているときはそのドラマのクライマックスで、役者さんにとっては“見られてる”という快感をいちばん味わえるときでしょ。これをラブホテルに取り入れれば女性は“見られてる”という思いにひたれる。それがヌード姿だけに余計にみだらな気分になるんやないか、と思うたんです。でも、これほど人気を呼ぶとは想像もしなかったですよ」。
≪参照≫
アサヒ芸能 1991.06.27

亜美伊新さんは、とんでもないアイデアマンだったようだ。
それにしても、ラブホテルって本当に素晴らしいですね〜。

(written by くしBK)
(Photo by Emily