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近ごろ、どの航空会社も「機内サービス」をどんどん簡略化している。LCC(格安航空会社)ならいざ知らず、大手航空会社でも、短中距離路線だとドリンクの種類が減ったり、有料だったり、上級クラスを除いて機内食が出ないことはまったく珍しくない。ただANAが以前、コーヒーやスープなどの普通席における無料サービスを止めたこともあったが、LCCとの差別化もあり、復活した経緯もあるが。

そんな中、ドイツの航空会社は相変わらず、機内サービスが良い。

ヨーロッパ内の移動、1〜2時間だと、まるで国内線感覚。それでも、ドイツの航空会社、例えば、ルフトハンザやエアベルリンなどは、ドリンクのサービスに加え、スナックも配られる。

たとえば、ルフトハンザで朝食の時間帯に、ドイツのフランクフルトからイタリアのミラノまで搭乗した際、シリアルとヨーグルトが配られ、もちろんドリンクも無料だった。

一方、エアベルリンでは、ポテトチップスの袋と、こちらもドリンク無料。さらに、ルフトハンザグループのエア・ドロミティは、所要1時間のフライトにもかかわらず、サンドイッチまで配られたのには驚いた。

ちなみに、ルフトハンザもエアベルリンも、搭乗口付近に新聞・雑誌ラックがあり、搭乗者は自由に、いくらでももらえる。新聞・雑誌のサービスも、普通席だと、日本の航空会社からなくなって久しいので、時代にまるで逆行するかのような手厚いサービスがとてもありがたく感じた。

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(Written by Aki Shikama)