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以前の記事で、海外では展望デッキの存在そのものが珍しいと書いた。現にヨーロッパだと、フランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港、イタリアのローマ・フィウミチーノ空港などには展望デッキが存在しない。

一方、空港の展望デッキに力を入れる国もある。たとえば、ドイツ。フランクフルトやベルリン・テーゲル、デュッセルドルフなどの空港には、ターミナルに直結する展望デッキがある。

日本からも直行便があるデュッセルドルフの場合、展望デッキの入場料は2.2ユーロ。日本の展望デッキは無料もしくは100円程度なので、300円ほどする入場料は高いと感じるかもしれないが、海外という治安面から考えると、決して安くないと考える。

そして、とても素晴らしいのが、展望デッキの環境で、とにかく「柵が低い」。子どもが柵のそばに立っても、その柵が邪魔にならないほど配慮されている。日本の空港にある展望デッキがどんどんワイヤーフェンスや高い柵が設置されているのと、はっきり言って大違いといえる。

ただ、ドイツで飛行機を撮る際に注意したいのは、航空無線が使えないこと。もし、使っているのが見つかったら連行されるので要注意。各空港の展望デッキには警備員の数も多い。

その他、ヨーロッパの国で「飛行機撮影」に寛大なのは、スイスのチューリッヒ空港、イギリスのロンドン・ヒースロー空港などが有名だ。

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(Written by Aki Shikama)