JR大阪駅に直結する大阪ステーションシティが今年4月2日、大きく生まれ変わる。既存の人気施設「LUCUA」(ルクア)に加え、JR大阪三越伊勢丹が入居するビルが「LUCUA 1100」(ルクア イーレ)として新たにオープン。150もの専門店と、人気百貨店の伊勢丹がプロデュースする8つの「isetan」ショップの中には、全国初や西日本初なども数多くそろう。関西はもちろん、全国や海外からの観光客らの注目も集めそうだ。
LUCUA 1100の主なターゲット層は、30〜40代のファッション感度の高い男女。20〜30代前半の女性に人気のLUCUAより少し上ながら、お手軽な価格帯からそろうのがうれしい。
注目のショップを、ピックアップしてみる。まず、大阪発の人気ブランド『アーバンリサーチ』による初めての食のセレクトショップ「タイニーガーデンフーズ アーバンリサーチ」、青山フラワーマーケットとスターバックスによるスペシャリティストアをはじめ、女子会などで気軽に利用できる隠れ家的グルメゾーン”バルチカ”では、食堂車をイメージしたレトロ空間で独創的なスパイスカレーが味わえる「旧ヤム鐡道」など。
また、東京で行列ができるアメリカ・ニューヨーク発の人気ステーキハウス「ウルフギャング・ステーキハウス by ウルフギャング・ズウィナー」(4月下旬オープン予定)、ピザやワッフルなどをチョコレートで味わう「マックスブレナー チョコレートバー」、”NYの朝食の女王”と評されるエッグベネディクトでおなじみの「サラベス」、シアトル発のポップコーン専門店「ククルザ ポップコーン」なども、西日本で初めて出店する。
さらに、大人の女性向けにマジックハウスのような仕掛けが店内に施された「ディズニーストア」、東京・代官山に定着した蔦屋書店も新たに「梅田 蔦屋書店」(5月上旬オープン予定)として出店するなど、1日かかっても回れそうにないほど。
かつて伊勢丹が三越と組んで大阪に初出店したものの、他の百貨店やショッピング施設との競合でいったん撤退した過去を踏まえ、今回、伊勢丹は通常のロゴでなく、初めて小文字の「isetan」ロゴを採用し、“リベンジ”するのも興味深い。出店リストを見ると、これまでの大阪にはない、特にファッションや雑貨で新たなブームを巻き起こす予感もする。
LUCUA 1100のグランドオープンは、4月2日。
(Written by Aki Shikama)