専門外の分野の知識であることがかえって印象に残ってしまい、何十年も前に読んだマンガの知識を未だに覚えている、ということも少なくない。
登録するとテレビ番組出演のチャンスもあるアンケートサイト「エフプレス」で、実際でも役に立ちそうなマンガで得た知識を聞いてみた。
◆カツオのたたきにマヨネーズを少しつけてから醤油をつけると血の臭みがなくなりおいしさが増す
(photo by Toshihiro Gamo)
(ネタ元:美味しんぼ 32歳女性)
懐石料理には手を加えることができない、完璧な料理だから出された以上に工夫しておいしくさせることが出来るかと問いかけられ、主人公がカツオのたたきを見てマヨネーズを持ってきてもらうよう頼んで食べるシーンより。
◆ウニのえさは昆布であり、コブの穴あきは、返って良質の証
(Photo by TijsB)
(ネタ元:美味しんぼ 33歳男性)
「虫がついている野菜は栄養があるしるし」の魚介版みたいなネタ。
美味しんぼはウンチクを垂れるキャラクターが多く、知識の宝庫のようです。
◆チーズとこんぶの佃煮は合う
(Photo by Nemo's great uncle)
(ネタ元:食戟のソーマ 28歳女性)
おにぎりを食べるシーンで。コンビニでこれを思い出したら、思わず買ってしまうかも。
◆ひよこは東京のおみやげではない
「ひよ子」オンラインストアより
(ネタ元:こちら葛飾区亀有公園前派出所 27歳男性)
東京の名物について語るシーンで。
銘菓ひよ子が誕生したのはなんと現在の福岡県飯塚市。大正元年に売り出されましたが、東京での販売が始まったのは東京五輪開幕の昭和39年のことでした。
◆ホンウフェは発酵させたエイ
発酵食品について、最初のレクチャーを受けるシーンで。
「ホンウフェ」は韓国の郷土料理で「シュールストレミング」に次いで臭いとされる発酵食品。
よくわからないモノに関連する知識っていうのがいかにもマンガ発らしい。
◆鯛の中で一番美味しいところは鯛のタイということ
「魚のサカナ(鯛のタイ)図鑑」より
(ネタ元:美味しんぼ 29歳女性)
鯛のタイとは、骨が鯛の形をした頬の部分。
食事をして、鯛の鯛を取り出してみせる女性は育ちがいいと思われがちです。
◆肉をコーラで煮るとやわらかくなる
(Photo byJames Vaughan)
(ネタ元:クッキングパパ 34歳女性)
これはいろんなところで言われていますが、肉が柔らかくなるだけでなくコーラ味にならないか心配です。
グルメ系の知識は「美味しんぼ」が多い模様。
食べ物に関するウンチクをたくさん持っている人がいたら、「美味しんぼ」の読者で間違いないでしょう。
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「鯛のタイ」は頬じゃない。「鯛のタイ」は魚の胸鰭の付け根にある骨の一部で、人間でいう「肩甲骨」にあたる。
「鯛のタイ」は骨である。つまり食べられない。「鯛のタイ」は真鯛以外の魚にもある。
一尾の魚の中で「鯛のタイ(およびその周囲の身)」が一番美味しい部位ということはない。断じてない。
よって、この記事に書かれている「鯛のタイ」に関するトリビアはカスである。ゴミクズである。