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学校では教わらず、誰もあえては教えてくれない、さらに詳しくない分野の知識をピンポイントで得られるもののひとつが、マンガである。
専門外の分野の知識であることがかえって印象に残ってしまい、何十年も前に読んだマンガの知識を未だに覚えている、ということも少なくない。

登録するとテレビ番組出演のチャンスもあるアンケートサイト「エフプレス」で、実際でも役に立ちそうなマンガで得た知識を聞いてみた。

◆点滴にはあまり意味がない
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(Photo by U 884H

(ネタ元:ブラックジャックによろしく  22歳男性)
国税で賄われる社会保障費の浪費を防ぐために奮闘する医師が、点滴を希望する患者に点滴の実情について説明し、過剰な処置を防いだシーン。
これを医者にしたり顔で言ったら、ものすごく嫌がられそう。


◆救急医は、患者の負傷の具合を仲間に知らせる際に、色付きのテープや洗濯ばさみで区別させることがある
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(Photo by Paul Narvaez)

(ネタ元:天衣無縫  38歳女性)
主人公が事故の現場に出くわし、それを見ていたパパラッチカメラマン(奥さんを事故で亡くした?)が感心する場面。


◆血液とオキシドールで酸素が出来る
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(ネタ元:ドクターK  32歳女性)
無酸素状態にされていく手術室で患者の手術をしなくてはいけなくなった主人公のドクターKがその場にあったオキシドールに自分の血液を混ぜて酸素を作り出した。
なつかしの「過酸化水素水(オキシドール)+二酸化マンガン=酸素」。血液中に含まれる二酸化マンガンが触媒となり、実際に酸素が発生するそう。マキロンをつけると傷口から泡が出るのも、これと同じ現象で酸素が出ているのだとか。
しかし「無酸素状態にされていく手術室」ってどんな状況なんでしょう…?


◆脳は2箇所の痛みを同時に感知できない
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(Photo by wackystuff

(ネタ元:陽だまりの樹  33歳女性)
医者が患者の腕の切り傷の治療をしているシーンで。
むかし「ハッチポッチステーション」でグッチ裕三が「歯が痛いときは足をつねると痛くない」と言っていたのですが、嘘じゃなかったんですね。


◆実際興奮しても鼻血は出ない
 
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(ネタ元:さよなら絶望先生  33歳女性)
エッチなことを考えて鼻血が出るというのは、実はマンガ発祥。そのため外国人が日本のマンガを読むとこの表現に疑問を感じるようです。
「エッチなことを考えて鼻血が出る」をはじめてやったのは、1970年頃の少年マガジンに連載されていた『ヤスジのメッタメタガキ道講座』(谷岡ヤスジ)だそう。




◆時間が経つと、卵の中に空気が含まれるから水に入れると浮かんでくる。
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(Photo by Emily

(ネタ元:夢色パティシエール  18歳女性)
主人公が試験で新鮮な卵を割らずに確かめるシーンより。
ちなみに、卵の賞味期限は生で食べた場合に安全な期間のこと。火を通せばもう少しならいけるようです。




◆車のガソリンタンクに角砂糖を入れると、エンジンが焼き付いて使い物にならなくなる。
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(Photo by JBLM PAO

(ネタ元:はだしのゲン  35歳男性)
アメリカ兵のバイクのガソリンタンクに角砂糖を入れようとするシーン。
絶対にまねをしてはいけません。しかし、「教えてgoo!」に集った賢人たち(http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2406623.html)によると、砂糖は溶けにくく、溶けても少量だとガソリンがちょっと甘くなるだけの模様。大量に入れるとダメかもしれませんが、それは砂糖じゃなくても同じことです。



◆服のポケットの中などにたまった埃は火をおこすための火種として火をつけやすい
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(ネタ元:金田一少年の事件簿  33歳女性)
主人公が雪山で遭難して火をつけようとしているシーンより。
雪山に行くときは、ポケットの中身が汚いパンツを選びましょう。


◆泡がなくなったビールに塩を入れると泡が復活する
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(Photo by Phil Dragash

(ネタ元:名探偵コナン  25歳男性)
犯人が注いだばっかのビールと偽装するシーンより。
伊東家の食卓では割り箸で泡を復活させていましたが、どちらも飲みたくありません。



◆星の英語名と日本語名。
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(Photo by Rob Speed

(ネタ元:セーラームーン  36歳女性)
たしかに、セーラームーンがなかったら「ウラヌス」なんて発音することもなかったはず。


医学ネタはどれも感心するものばかりでも、使いどころがなさそう…。


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