コブクロ

2月14日、コブクロが、ガールズファッションショー「東京ランウェイ2015 SPRING/SUMMER」に出演。「流星」「奇跡」を立て続けに披露した後、クマムシの「あったかいんだからぁ」をギター弾き語りで熱唱し、会場を沸かせた。

しかし、コブクロと言えば、誰がなんと言おうと「蕾」である。「蕾」は、2007年3月に発売された、コブクロ14作目のシングル。フジテレビ系ドラマ「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」の主題歌として制作され、第49回日本レコード大賞を受賞。これは男性フォークデュオとして初の快挙であった。

そして、「蕾」は小渕さんが亡き母に捧げた曲だった・・・

コブクロ2

小渕さんの母親は、彼が18歳の時に他界している。小渕さんは2〜3年後、母親の死を乗り越え、亡くなったことに意味があったんだと思うようになった。

小渕さんは「あの時に僕から肉体的に去ることで、僕に何かさせようとしたんだなって。メッセージがあったんだなと。じゃあ何をしようかなと思ったら母親もすごく歌が好きだったので代わりに歌おう。歌いたかった歌はもっとあるはずだから、僕が歌おう。」と思ったという。

そして、黒田さんに出会ってコブクロを組んだ。

「蕾」の歌詞を作る際に小渕さんは、「お父さんから生まれる子供はいない。みんなお母さんから生まれてこの世にいるっていうことは否定できない。そう思うと、あの存在だけが持ってた愛情、あの存在にだけ抱いてた感情みたいなものが、なんか出せたらいいなと。自分のことを書いてもいいけど、もっと奥側に、みんなが見てたはずの映像とか、思い出とか記憶とかがあるはずだと思って、歌詞を書き始めた。」と語っている。


参考:2007年5月21日 北海道ローカル番組 夢チカ18
2008年1月25日 NHK プレミアム10(180日間密着したドキュメント)