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小学館女性インサイト研究所(http://www.insightlab.jp/)は、「女性の趣味と暮らし」に関する調査を行った。その結果、20〜40代女性のうち7割が「趣味や習いごとなど、熱中していることがある」と回答。また「熱中しているものがある『熱中女子』の生活満足度が高い」という結果が判明した。

調査結果によると、71.4%の女性が熱中していることがある「熱中女子」であると答えた。マラソン、ヨガ、料理教室、英会話、アクセサリーなど、アウトドアから専門的な資格まで、多岐にわたる趣味や習いごとを楽しんでおり、仕事や子育てに追われるだけでなく、積極的に人生を楽しむ姿勢がみられた。

 また、「熱中女子」は49.2%が「仕事が充実している」と答え、熱中するものがない人(38.9%)と大きな差が生まれている。子育てにおいても、熱中女子の69.6%が満足と答えたのに対し、熱中するものがない人は39.2%という結果になった。さらに「熱中女子」の方が「よく笑う」が85.4%だったのに対し、熱中するものがない人は、67.3%に留まった。仕事であれ、趣味であれ、子育てであれ、何か熱中することあるかどうかが、笑顔のあるくらし=生活満足度の高さに関わっていることが明らかになった。

熱中女子に「今、幸せか」を質問したところ、87.7%が幸せと答えた。幸せと答えた28歳会社員は、「社会人になってからサーフィンデビューし、友達も多くでき、好きが高じて、海の近くに引っ越した」という。

この調査結果を受けて、女性インサイト研究所・嶋野所長は、「ニーズとウォンツのどちらに重きを置くのか、その違いによって生活満足度が変わってくるという事実が、今回の『熱中女子』の調査で改めて明らかになったと思います。「生活をしていくために働く必要があり、その仕事をこなすために住む場所をはじめとした自分の生活の諸々を設計する」という生き方ではなく、「自分の人生を豊かにするために熱中できる何かがあり、その何かを日々行っていくために住む場所や仕事の種類までも決めていく」という生き方。そのようなライフスタイルのほうが生活満足度が上であるということは、所得の高低とは関係なく言える傾向でありました。成熟社会となった日本での、今後の幸せの形として注目できる調査結果であったと思われます。」とコメントしている。


【調査概要】
調査元:小学館女性インサイト研究所 http://www.insightlab.jp/
調査期間:2014年12月1?31日
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:AneCan・SAKURA読者182名(平均年齢33.7歳)