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飛行機に乗ってマイルを貯めるスタイルが、日本でもほぼ定着した。だが近年、特にエコノミークラスで、マイルが貯めにくくなっている。

航空会社によるマイルは、実際に飛行機に乗ることで貯める搭乗マイルと、提携するショップなどで貯めるショッピングマイルに二分される。以前は飛行機に乗らずにどんどんマイルを貯める「陸マイラー」が多かったが、近ごろの航空会社は搭乗客にマイルを優遇する傾向が見られる。これは当然として、さらにエコノミークラスでの搭乗客で貯まるマイルが、マイラーの間で「改悪」といわれるほど、どんどん減っている。

エコノミークラスでも、さまざまな運賃がある。最も高い普通運賃から、航空会社が直接販売するセール運賃、ツアー向け運賃などがある。もちろん普通運賃だと100%貯まるが、東京=アメリカのエコノミークラスで往復40万円も出す人はほぼ皆無だろう。それ以下の運賃だと、マイルの積算率が70%、50%、30%・・・となっていく。ツアーで「マイルが貯まります」と銘打っても、30%ほどしか貯まらないことがザラ。

覚えておいて欲しいのは、セール運賃に関わらず、「自分の購入する航空券の搭乗クラスがどれか」であること。たとえば「Y」「H」「G」などのアルファベットで、購入前にチェックでき、どれだけの積算率かも調べればわかる。

さらに、提携航空会社のマイルも、搭乗クラスまで必ず事前にチェックする。同じアライアンス(航空連合)でも、航空会社によって積算率が違うし、エコノミークラスの格安航空券だと最悪、マイルがゼロというのもありうる。

(Written by Aki Shikama)