学校では教わらず、誰もあえては教えてくれない、さらに詳しくない分野の知識をピンポイントで得られるもののひとつが、マンガである。
専門外の分野の知識であることがかえって印象に残ってしまい、何十年も前に読んだマンガの知識を未だに覚えている、ということも少なくない。
登録するとテレビ番組出演のチャンスもあるアンケートサイト「エフプレス」で、実際でも役に立ちそうなマンガで得た知識を聞いてみた。
◆ドライヤーは前（顔の方から）かけると髪が傷む
（ネタ元：キューティクル探偵因幡 21歳女性）
だからといってドライヤーをかけないのは、もっと髪が傷みやすいようです。
濡れた髪はキューティクルが剥がれやすいそう。
◆海外の電源でもギターのシールドはそのまま挿せる
（Photo by kitty meets goat）
（ネタ元：けいおん（映画版） 29歳女性）
ラブ・クライシスが演奏した屋内ステージでのシーンより。
「シールド」は楽器とスピーカー装置などをつなぐケーブルのこと。バンドをやっていること、海外でそれを披露する機会があること、電圧や周波数の影響がシールドにも出るんじゃないかと心配するに至ること、これらすべての条件を満たしてはじめて役に立つというマンガ的知識です。
◆犬歯を舐めるとつばが出る
（Photo by @Doug88888）
（ネタ元不明 30歳男性）
試してみてください。上下にある尖った歯です。
◆ドッジボールは”避ける”という意味。大リーグのドジャースもそこから由来している
（Photo by Thiophene_Guy）
（ネタ元：玄人のひとりごと 27歳男性）
主人公が小学校で児童とドッジボールをするシーンより。
ドジャースが球団名となったのは1932年のこと。ニューヨークのブルックリン地区に拠点を置いていた時代に、ブルックリンの狭い道で路面電車を避けながら暮らす住人を“トロリー・ドジャース”と呼んでいたことが由来になっているようです。名前に歴史あり。
◆カバンに赤テープは喧嘩を買います
（ネタ元：特攻の拓 28歳男性）
カバンの取っ手部分に赤いテープを貼っていると、ケンカの対戦相手を探しているという1970年代後半から80年代の不良の間で広まっていたとされる掟。
横浜銀蠅が「ツッパリHigh School Rock'n Roll (登校編)」の中で赤テープを登場させたことで一般的に知られるところとなったようです。
地域によっては白テープだったり青テープだったり、ケンカのお誘いをする側とお誘いを待っている側の意思表示によって色が違ったりなど、ローカルルールもあった模様。
◆駄菓子の「モロッコヨーグル」は“ブルガリア”に対抗してつけられた
（ネタ元：だがしかし 25歳男性）
1話ごとに駄菓子のテーマが決まっており、モロッコヨーグルの話をする回に登場。
モロッコは、ヨーグルトの名産でもないのに駄菓子に「モロッコヨーグル」があるのは、地中海沿岸（ブルガリアなど）はヨーグルトで有名なことから、地中海沿岸にかかっているモロッコを選んだため。
同商品のパッケージに象が描かれているのは、象のようなおおらかな人になってほしいなど願いからだそうです。
◆マリーアントワネット妃はオーストリア人だった
（ネタ元：ベルサイユのばら 19歳女性）
19歳の女子にも「ベルサイユのばら」が読まれているんですね。
生活に役立つものから全く役に立たないものまで、マンガ知識は無限の広がりを持っています。
とりあえず、カバンについた赤いテープを外すことから実践しましょう。
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