答えは、「アラスカ航空」。あの北極圏に近いアラスカを思い浮かべる人は多いはず。かつて昔、日本からヨーロッパに向かう飛行機はアラスカのアンカレッジ経由が常識だった。その理由は、政治的な理由からソ連(当時)の上空を飛行できなかったからだ。今ではアンカレッジ経由はなくなり、日本人にとっては、根強く人気のオーロラ観光以外、あまり馴染みがなくなってしまって久しい。
前置きがやや長くなったが、このアラスカ航空、アンカレッジが拠点かと思いきや、ハブ空港も本社もシアトル・タコマ国際空港にある。シアトルには日本からの直行便もある。同空港では、おじさんが尾翼に描かれたデザインの機体はよく見かける。
ちなみにこのおじさん、ただの人ではない。カナダ北部やアラスカに住む先住民族のエスキモー系「イヌイット」なので、ぜひお見知りおきを。
所有する機体は、小型ジェット旅客機のボーイング737がメイン。なので、短距離路線が多いが、中には、ハワイやアメリカ東海岸への便も運航する。中距離便だと、アラスカ料理をアレンジした機内食も有料で味わえる。なお、無料で提供されるコーヒーは、シアトルが本社らしく「スターバックス」だった。
また、アラスカ航空のラウンジは、木目調だったりパッチワークのようなデザインだったりと、ここでもアラスカ色満載でちょっと楽しい。
アメリカ各地からシアトルに行く際、チャンスあればぜひ利用してみて欲しい。世界3大航空連合には加盟していないが、アメリカン航空やデルタ航空などとコードシェアしている場合もある。
Alaska Airlines
(Written by AS)