晴れ茶 (2)

昨年7月、“ピンクのカオマンガイ(海南風チキンライス)”として、タイ国内でも行列ができるほど人気が高い「ガイトーン」が東京・渋谷に上陸。開店以来、好き嫌いのわかれる食材の代表的存在であるパクチーがたっぷり食べられるとあって、“好き”な方の人たちにはたまらないと人気を呼んでいるようだ。
エスニック料理の魅力といえば、日本料理では味わえないようなスパイスやハーブ。「しょっぱい」「辛い」というような、一言では表現できないような味わいが口に広がる感覚が楽しい。

エスニック料理に加えてハーブティも一般的に普及していく中、日本人の味覚にも新たな変化が顕れはじめるとみて、キリンビバレッジの飲料ブランド「世界のKitchenから」では、ハーブをたっぷり使用した無糖茶「世界のKitchenから 晴れ茶」が発売された。
 
晴れ茶 (1)

「世界のKitchenから」といえば、ひとつの商品を発表するまでの徹底したリサーチが特徴的だ。電車の中吊り広告に商品化に至るまでの経緯が載っていて、うっかり見入ってしまったという人も多いはず。
そんな同ブランドが今回注目したのが、「ギリシャのお母さん」。どういうことだろう。

ギリシャでは、家族を元気にするため、毎日の食事に野菜のようにハーブを取り入れるのだとか。
ハーブにはリフレッシュを促しストレスを和らげる効果があり、濃く淹れた緑茶に4種のハーブをブレンド。爽やかな味わいに仕上がっている。

仕事や子育てなどでストレスを抱えることが多い女性。これまで飲み物でいえばエナジードリンクやコーヒーによってリフレッシュをはかっていることが多かったと思うが、「晴れ茶」はそうした女性たちがエネルギッシュで元気になれる気分転換をナチュラルな形で実現してくれる商品だ。

日本では最後の香りづけや飾り程度に入れていたハーブ。商品開発において、日本人が美味しいと感じるハーブの組み合わせ、ベースとなる緑茶とのバランスにも気を使ったのだとか。
それでもハーブが使われた料理がおなじみになってきた今の日本人の味覚にはぴったりかも。