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4月2日、株式会社H2Hは、開発するスマートフォンアプリ「time wallet(タイム ウォレット)」のグランドオープンを記念し、「time wallet プレス発表会」を開催した。

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発表会では、株式会社H2H代表取締役の木村氏が自らプレゼン。
「time wallet」は、店舗や施設での滞在時間が貯まり、異なる時間に使える、今までにない日本初の時間をコンセプトにしたポイントサービス。
専用アプリ(無料)をスマホにインストールし、BLE(Bluetooth Low Energy)搭載のBeaconが設置された店舗などに来店すると、Beaconが発する電波を利用者のスマホが検知し、チェックイン(入場)・チェックアウト(退場)の時間差を計算して、時間(min)が貯まる。
この貯めた時間(min)を、専用アプリ内に掲載されているタイムクーポンと時間(min)を交換することで、様々なサービスを楽しむことができる。

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例えば、様々な店舗での滞在時間が60分に達した場合、「time wallet」に60minが貯まる。この貯まった60minを「カラオケ60分無料」、「動画120分無料視聴」などのタイムクーポンと交換できる。
※交換レートについては、加盟店が任意に設定。

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そしてこの日、東京モデル事務所OASIS Agencyが運営する「女子ペディア」が、「time wallet」に加盟したことが発表された。
「女子ペディア」は、『全国の「かわいい」が検索できる』をモットーに、2014年にオープンした女子のデータベース提供サービス。現在、女子大生を中心に約1000名の登録者がおり、雑誌やWebのモデルとして活躍する登録者も多い。2015年は毎月100名の登録者を目指し、今後日本最大の「かわいい」が所属する女子百科事典を目指している。

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「女子ペディア」の加盟を機に、2015年4月中旬より女子ペディアに所属する女子大生モデル約100名にBeaconを所持させることで、女子大生モデルに会うという機会をプライベートイベントと位置付け、女子大生モデルと会っている時間が貯まるという本邦初の取り組みを行う。

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これにより「女子ペディア」に所属する女子大生モデルがSNS等を通じた呼びかけに反応して会いに来たファンなどの行動データを可視化することができ、さらにそのデータを集計することで人気ランキングなどにも生かせられる。
また、今後Beaconの活用により、女子大生モデルがその場で着用しているコーディネート情報をユーザーに配信することで、アパレルeコマースとの連動も模索している。

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さらに、「time wallet」の海外進出も発表された。海外最初の国は韓国。
韓国におけるスマホ普及率は約90%とも言われており、この高い普及率を背景に「time wallet」の早期の普及を目指し、今後は、日本で貯めた時間を韓国で使う、また韓国で貯めた時間を日本で使うといった国際間での相互利用も予定している。

最後に、株式会社H2H代表取締役の木村氏は、日本国内の「time wallet」について、今後は一都三県を中心に加盟店を、「1年後には1万店に増やす」と語った。近い将来、まさに「Time is Money」の時代が来るかもしれない。