詩吟

みなさんは「詩吟」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるだろうか?
中国から漢字が伝わった奈良・平安時代に、和歌や漢詩に節をつけて自由に歌っていたのが始まりと言われている「詩吟」。

数年前、お笑い芸人の天津・木村が「エロ詩吟」をテレビ番組で披露し、一世を風靡した。
最近では、「みれん酒」で紅白初出場した石原詢子など、詩吟出身の演歌歌手が数多く存在し、また、尺八、琴、三味線、和太鼓を加えた編成の人気急上昇中のロックバンド『和楽器バンド』のボーカルの鈴華ゆう子も詩吟の師範ということで、日本の伝統文化再評価のトレンドとあいまって、今、詩吟が改めて注目を集め始めている。

そんな中、5月15日(金)に詩吟(歌と尺八伴奏)とコンピューターサウンドを融合し、圧倒的な迫力の「新しい和の音楽空間」を創造する詩吟ユニット「xie(シエ)」が、初の単独ライブを赤坂グラフティで開催する。

詩吟2

「xie(シエ)」は、詩吟・舞踊アーティストの恵聖(けいせい)とサウンドクリエーターのHagi(ハギ)によるユニット。恵聖の卓越した詩吟テクニックと表現力がHagiにより精巧にプログラミングされたサウンドと一体となり、さらに壮大で繊細な音空間を作り出している。

このライブでは、初めて詩吟を聴く人や旅行者を含む外国人のお客さんのために、詩吟の歴史についての解説や詩吟独特の発声方法の体験などを織り交ぜ、邦楽の新しい可能性を感じさせる企画を予定している。さらに前座として、殺陣・立ち回りのパフォーマンスも行う予定だ。



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