アマゴのさつま

“伊予の小京都”と呼ばれ、市の中央を流れる肱川、昔ながらの街並みを残した旧城下町・愛媛県大洲市。ここで「O(オー)級グルメ」なるご当地グルメの数々があるのをご存知だろうか。

「O級グルメ」の発祥は、2010年。海の幸と山の幸の両方が豊富な大洲ならではの食材と食文化を活かし、グルメコンテストが行われた。このコンテストで見事、2つ星を獲得して注目されたのが、市内にある「河辺ふるさとの宿」の『アマゴのさつま』だ。

さつまは、愛媛県の各地でみられる、魚と味噌を使った郷土料理。川魚の養殖が盛んな市内の河辺地区で、アマゴのさつまが食べられる。河辺地区の清流で育ったアマゴの身を香ばしく焼き上げて風味を際立たせ、大洲特産の麦味噌で作ったさつま汁と一緒に温かいごはんにかけて食べる。さっぱりとした後味、川魚の臭みもなく、お酒の後の締めにもピッタリ。


このアマゴのさつま、以前は市内3店舗のみの提供だったのが、2015年2月から9店舗に増加。それぞれの店で趣向が異なるので、食べ比べてもおもしろい。

O級グルメはほかに、大洲の秋の風物詩・いもたきをヒントにつくられた「大洲コロッケ」、焼き鮎の風味が生きた濃厚スープがクセになりそうな「鮎つけめん」、豚バラ肉の角煮と栗を甘く炊いたものをごはんに乗せた「とんくりまぶし」などもある。

B級グルメならぬ「O級グルメ」を味わいに、大洲に足を運んでみてはいかが?

O級グルメキャラ


(写真:O級ご当地グルメ(o級グルメ) Facebookページほか)

【O級グルメ】O級ご当地グルメコンテスト

O級ご当地グルメ(o級グルメ) | Facebook

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(Written by Aki Shikama)