山手線の新駅設置や、リニア中央新幹線の乗り入れなど、今後10年さらに開発ラッシュが進む東京。
そんな東京の新しい玄関口として注目を集めているのが、全国へアクセス至便な東京駅東側、「日八京」こと日本橋・八重洲・京橋。
その中で特に注目したいのが、2016年秋に竣工する複合施設を中心に大きく変化を遂げる京橋だ。このエリアは、街の区画が細分化されており、今まであまり開発が進んでいなかった。
しかし建物の老朽化等の課題を背景に、およそ15年間の検討と協議の期間を経て京橋の再開発が動き出した。この京橋再開発をリーディングプロジェクトに、東京駅東側エリアが大きく変わろうとしている。

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そんな中、京橋二丁目西地区市街地再開発組合は、開発が進む東京で働くビジネスパーソン929人を対象に、日本土地建物株式会社の協力のもと、「働きたい街の条件」についてのアンケート調査を実施した。
その結果、東京のビジネスパーソンが自身の職場があるエリアについて最も魅力を感じているのは「電車通勤の利便性」で73.5%と、最も高い割合だった。特に、エリア別の集計では「京橋」で働く20代男女の9割以上が交通の利便性について満足しているという結果になった。
東京駅まで徒歩4分の立地に加え、成田空港や羽田空港へもアクセスの良い京橋の「利便性の良さ」は都内でも最高レベル。通勤だけでなく、勤務中の外出や出張にも便利であることも今回の結果に影響しているのだろう。

20代の9割が京橋の利便性を評価

また、「今の職場から移転したいエリアはどこですか?」の質問に対してのトップ3は、上から「丸の内・大手町」、「銀座・有楽町」、「八重洲・日本橋」の順。この3つのエリアの共通点は東京駅から徒歩圏内であることだ。
東京駅が、交通の利便性はもちろん、ビジネスパーソンの多くが魅力として挙げている、飲食店の充実、ショッピングのしやすさ、さらに出張への行きやすさなどを満たすことも、これらのエリアが高評価を得ている要因といえるだろう。
これから開発が進む京橋もまた、未だ認知は高くないものの、これらビジネスパーソンの「働きたい街の条件」を満たすエリアといえそうだ。

移転したいエリア

そんなビジネス拠点としてポテンシャルを感じる京橋には、2016年秋、注目の複合施設が誕生する。国内最高クラスのスペックを誇る超高層免震オフィスと、「東京で、いちばん心地の良い居場所がある街」をテーマにした商業ゾーンが融合する、新たな京橋のランドマークとなるという。
中央区の指定文化財である歴史的建造物を保存・活用した施設であることも大きな特徴だ。

現状の利便性に加えて、他のエリアにはない憩いと賑わいが期待されるこの施設を中心に、今後の京橋から目が離せない。
施設外観全景

【調査概要】
調査対象:東京都内で働く 20代〜40 代 男女/929名
※内訳※
東京都内(京橋エリア以外)で働く 20代〜40 代 男女/618名
京橋エリアで働く 20代〜40代 男女/311名
調査時期:2015年5月
調査主体:京橋二丁目西地区市街地再開発組合
調査協力:日本土地建物株式会社

【京橋再開発プロジェクトHP】