s_DSC01090

本格的に買い換えを考えるのは壊れてしまったときで、新しい商品をじっくり吟味する時間が少ない中で選ばなければならなくなりがちなのが生活家電。
生活家電の中でも特に掃除機は「どれが自分に合った製品かわからない」という声が多いという。

同名の雑誌で知られる「オレンジページ」のモニター・アンケート「オレンジページくらし予報」によると、今後掃除機の買い替えや買い増しを希望している人は4割以上という結果となった。
そのうち、吸込口とダストカップが一体になったスティックタイプを希望する人48.8%と最も多く、掃除機タイプの定番の移り変わりが見える。

スティッククリーナー購入の際に重視することについて自由回答でアンケートを行ったところ、一番多かったのは「吸引力」だった。しかし、「使いたいときにさっと取り出して使える」手軽さや「小回りがきく」使い勝手など、操作性についての意見も多かった。また、「リビングに違和感なくおける」「室内にあっても違和感のない見た目」など収納性やデザインを重視する声はスティックタイプには多く、スティックタイプを求める人にとっては吸引力同様にこれらの要素も重視されることがわかった。

 
買い替え・買い増し

さらに、掃除機を週に1回以上使用する女性105名を対象に各メーカーの掃除機を実際に使用してもらい、その使用感を調査。
国内メーカーの日立、パナソニック、そして海外メーカーからはイギリスのダイソンとスウェーデンのエレクトロラックスの4社で発売しているスティックタイプの掃除機を用意した。
これらの機種をフローリング、じゅうたん、畳の上での操作を実体験した上で、以下の項目などについてアンケートを行った。

 
商品の評価

結果、「吸引力」の分野ではテレビCMでもおなじみのダイソンに軍配が上がった。
しかしながら、スティックタイプの吸引力以外に重視されるニーズである操作性やデザインについてはエレクトロラックスが一番人気という結果に。上のグラフを含めた8項目中7項目でエレクトロラックスが最も支持される掃除機となった。

実際使用した主婦は、「デザイン性、小回りがきく、ハンディにしたときの軽さ、吸引力ともに良かった。(38歳・専業主婦)」 「ヘッドがなめらかに動いて、掃除しやすい。デザインもリビングに出しておいてもおしゃれかなと思った。(50歳・専業主婦)」というように、小回りのきく掃除のしやすさやリビングに置けるデザイン性を評価する声が多かったという。

今回の調査では総合的にエレクトロラックスが一番人気といえる結果となった。
来たる日に備えて、自分に合ったの家電をじっくり選ぶのもいいだろう。