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大阪といえば「たこ焼」、しかし、その大阪の人気たこ焼店たちが今、苦境に立たされている。

たこ焼の大事な原料となるタコはこの10年で、実は倍近くに高騰。たこ焼店は、客離れを恐れつつも、値上げを余儀なくされていた。もともと日本に輸入されているタコ、特にアフリカ産はモーリタニアとモロッコがほぼ全量を占める。中国をはじめ世界的にタコの需要が増える一方、この両国が資源枯渇を防ぐために禁漁期間を設けたこともあり、タコの価格が高騰する事態となり、大阪のたこ焼店主たちにとって“死活問題”となっている。

そのたこ焼店を救うために立ち上がった1人の人物が、【W氏】(綿貫尚彦:OAFICセネガル開発担当)。JICA(国際協力機構)からの受託で10年間、セネガルに通い、安価で良質なタコの輸出を実現するために奔走してきた。セネガルでは、古いしきたりでしか漁をせず、W氏は1村ずつ説得にまわり、産卵期の禁漁を実現したり、釣り上げたタコを生きたまま浜に運ぶ方法を考案したりと尽力してきた。

10年にもおよぶW氏の努力によって改良されたセネガルのタコ「セネタコ」が8月22日、日本コナモン協会の熊谷真菜会長の手を借り、ついに大阪のたこ焼店主たちに届けられることになった。

はたして、セネガルのタコは、大阪のたこ焼店主たちに認められるのか。それとも、「Wの奇跡」は起こらず、Wの悲劇に終わってしまうのか。8月22日に行われる、大阪の人気たこ焼店主たちと専門家による試食会で、「セネタコ」の運命が明らかになる!

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8月22日、第1部でたこ焼店主と専門家による試食会、第2部で一般来場者向けの試食会も行われる。場所は、大阪市の大阪ガスショールーム「Hu+g Museum」(ハグミュージアム)4階キッチンスタジオ。たこ焼店主の参加者も受け付けている。連絡・問い合わせは、日本コナモン協会事務局まで。

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日本コナモン協会