テノール歌手の秋川雅史さんが歌った「千の風になって」。この名曲にまつわる取り組みが、愛媛県西条市で行われている。なぜ西条市で、とまず思うかもしれない。その理由は、秋川さんが西条市出身であることに由来する。
西条市では、歌にゆかりがある北海道七飯町、新潟市とともに、さまざまな「千の風になって」に関するまちづくりに取り組んでいる。例えば、3市町合同での「千の風サミット」をはじめ、音楽フェスティバル、「千の風になったあなたへ贈る手紙」を全国募集したことも。
西条市にあるJR伊予西条駅の到着メロディにも「千の風になって」が流れるのも、地元ではおなじみだ。
また、2012年2月に真っ白なポスト「白い羽のポスト」が設置された。これまで約7,000通の手紙が届けられ、西条図書館に大切に保管されている。来年2016年は、東日本大震災から5年。全国から手紙を募集し、年度末に代表作品を紹介するイベントも開催予定となっている。
2015年3月には、「千の風モニュメント」も完成。安らぎと風、心の再生をテーマに、「千の風になって」を作詞・作曲した“生みの親”である新井満さんが監修して制作された。白い羽のポストとこのモニュメントは、北海道七飯町、新潟市にもあり、今後も3市町でまちづくりに取り組んでいく。
西条市観光協会 今どきの西条
いよ観ネット
(Written by Aki Shikama)