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ニュージーランド航空は2015年4月30日、就航75周年を迎えた。また同年8月には日本就航35周年も迎え、これに合わせて10月28日、東京都内のホテルで記念イベントが開かれた。

1940年に就航したニュージーランド航空は、わずか9名を乗せて初飛行。オークランドからオーストラリアのシドニーまで9時間かかったという。当時の使用機材は、飛行艇ショートS.30エンパイア。現在はニュージーランド国内をはじめ、アジア太平洋、北米、欧州、南米の17ヶ国50以上の都市に直行便を運航し、世界最大の航空連合「スターアライアンス」に加盟する。

そして、日本路線は1980年に就航し、現在は成田−オークランドを直行便で約11時間かけて結ぶ。昨年12月から最新鋭機のボーイング787-9(ビジネスプレミア、プレミアムエコノミー、エコノミー)で運航されている。

イベントの会場では、まず、787−9で採用するシートの中で、横一列3席がソファになる同社独自のシート「エコノミー・スカイカウチ」と、ビジネスクラスに近い快適なプレミアムエコノミーを展示。特に、スカイカウチは、夫婦やカップルでの利用を想定し、追加料金を支払うことでマットレスなどの寝具も提供されるとあって、実際の利用者からは“値ごろ感”が好評という。

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また、会場のステージでは、歴代の客室乗務員(CA)が着用した制服のファッションショーが開催された。1964年に同社初の女性CAが着た制服は、オーストラリアの代表的デザイナー、デイビット・ジョーンズが手掛けたもので空軍の制服をイメージしたデザイン。続いて、クリスチャンディオールによるデザイン、キャンディのようなかわいらしい色合い、マオリ族から影響を受けたものなど現代に至るまで6種類が披露された。

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さらに、ニュージーランドの素材を使った料理やスイーツ、ワインなども振舞われた。日本就航時の日本支店長が当時のエピソードを語ったり、就航記念のグッズや歴代機材のモデルプレーンなども展示されたりと、参加者にとって、ニュージーランドがより身近に感じられるステキな夜となった。

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ニュージーランド航空では、2015年12月から2016年5月まで、東京−オークランド線が従来の週7便から最大週10便に増便される。すべて787-9での運航。

ニュージーランド航空 公式サイト(日本語)

(Written by Aki Shikama)