◆常識では・・・白雪姫は王子様と幸せに暮らしました
これまでは、白雪姫が美ぼうゆえに母のねたみを買い、いったんは毒リンゴを食べて殺されるが復活し、悪い母の方が死んでしまうという話だった。
◆ホントは・・・いじめた母親を死ぬまで踊らせました
最後は、母親が真っ赤に焼かれた鉄の靴を履かされ、死ぬまで踊り続けるという残酷な結末。
【出典】 北海道新聞/99.06.07
グリム童話の中でよく知られている「白雪姫」は、本によって大きな違いがある。第7版を基にした「グリム童話集」と、初版に基づく「グリム<初版>を読む」を比べた。グリム童話「白雪姫」は、白雪姫がその美ぼうゆえに母のねたみを買い、いったんは毒リンゴを食べさせられて殺されてしまうが、復活して、悪い母の方が死んでしまうというあらすじ。第7版を基にした「グリム童話集」では、白雪姫を殺そうとしたのは「まま母」で、実母は姫を産むと同時に死んでしまい、「器量で人に負けることが大嫌い」なまま母が、白雪姫を憎む構図。ところが、初版に基づく「グリム<初版>を読む」では、「実の母親」が悪役で、著者は、グリム兄弟が「悪い母親は継母にして、母親の権威を守ろう」と手を加えた結果かもしれないと推測している。そして、最後は、母親が真っ赤に焼かれた鉄の靴を履かされ、死ぬまで踊り続けるという残酷な結末となっている。
・・・ほんとはとっても怖〜いお話だったようですね。
皆さん知ってましたか?
(Written by くしBK)