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全国的に有名な焼き物「砥部焼」の故郷、砥部町でいま、「とべりて」が話題です。

砥部焼と作り手、この2つの言葉を合わせて「とべりて」。始まりは2013年、砥部焼の窯(かま)を超え、7人の女性たちが集まった活動です。女性ならではのアイデアを生かし、伝統ある砥部焼のPR活動、商品開発などに取り組んできました。JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」の食堂車に使用する食器、道後温泉の宿泊施設とのコラボレーションなど、女性ならではのアイデアで新しい作品を生み出しています。

愛媛県の特産品の1つ、真珠とのコラボレーションも。製品にはできないバロックと呼ばれる真珠を取り入れ、磁気と真珠の組み合わせは全国でも珍しい組み合わせ。アクセサリートレー、愛媛県のイメージアップキャラクター「みきゃん」の真珠つきブローチなどをこれまで製作しました。新作は、ティアラと王冠です。ひと目見ただけではとても磁器とはわからないほど、高級感ただよう作品となりました。

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さらに、中村時広・愛媛県知事が「砥部焼の風鈴はとてもいい音色だから、これに音階をつけたらどうか」という一言から、ハンドベル制作もスタート。1年かけて「ド」から「ラ」まで昨年完成させ、レパートリーは3曲になっています。とべりてのメンバーが猛練習して中村知事の前で披露したほか、イベントなどでも演奏されています。

女性たちによって開拓された、伝統ある砥部焼の新しい世界。次にどんな作品が出てくるのか、楽しみです。

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いよ観ネット