最近はテレビのスポーツニュースでも錦織圭選手の活躍によりテニス競技が一般化、しっかり尺を使って放送するようになりました。彼の活躍ばかり注目が集まりがちですが、もう一つのテニス競技であるソフトテニス男子日本代表は今、世界で一番強いって知っていましたか?
日本のどこのマスコミも大々的に取り上げいませんが、現在ソフトテニス男子日本代表は世界で一番強いのです。昨年11月、4年に一度開催されるソフトテニスのオリンピック「世界ソフトテニス選手権大会」がインドのニューデリーで開催され、我らが日本代表チームは国別対抗(団体戦)で優勝、金メダルを獲得しました。女子日本代表も銀メダルを獲得するなど日本の実力を世界に知らしめました。
日本国民の大半が「テニス」と聞いて思い浮かべるのは錦織圭。しかし皆さん思い出して欲しい。本格的に部活動の選択の幅が広がる中学生、仮入部で部室の門を叩き本格的に競技人生の幕開けとなるこの時期。「テニス部」と言えば軟式と硬式のどちらのイメーシを持っているでしょうか?
●「テニス部」って軟式と硬式どっちのイメージ?
そこで今回は全国の男女(10代から50代)500人を対象に、「あなたが中学生の頃にあった”テニス部”は軟式と硬式どちらですか?」というテーマでアンケートをとりました。
みんな最初のテニスとの出会いはソフトテニスの方が多かったことが分かりました。軟式と硬式どっちもあったという人もいましたが、硬式の部活の部活があるパターンは中学の段階では少ないらしい。高校生になると硬式テニスに流れていく人が多いという記事を見たこともありますが、最初に夢中になるテニスは黄色いボールではなく白球のほうが圧倒的に多かった。大いなる競技人生の幕開けとなるこの時期にテニスと言えば「ソフトテニス」なのです。この結果をもっとたくさんの人に知ってほしい!
数年前からはYoutubeでも、現地で撮影された動画が数多く上がるようになり、ネットを介してトップ選手たちの試合を見ることが出来るようになりました。学生時代10年間ソフトテニス部だった筆者も、全日本や関東学生の試合などこれまで数百本もの試合を観戦させていただきました。素敵な動画アップ主様たちには毎日大変感謝しております。
それらの動画には憧れの眼差しでトップ選手たちを見つめる子供たちが写っており、レベルの高いプレーのたびに「おー」「すげー」と歓声が上がる。ソフトテニスの競技人口は近年多くなってきているような気がする。少年たちよ、ソフトテニスはおもしろいぞ(硬式に流れるのはもったいない)!ソフトテニスにもっと注目が集まってもいいのではないかと思いながら、競技発展のために何かできることはないか、色々考える毎日を送っています。
(Written by 山岸悠也)