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昔も今も皇室御用達。伊勢神宮の式年遷宮における御用生糸を献上した「野村シルク」をご存知でしょうか。
 
愛媛県西予市野村町は「ミルクとシルクの町」。その名の通り、畜産と養蚕が昔から盛んに行われてきました。明治初期、蚕の繭から生糸を作る養蚕が始まり、大正初期には1,138戸もの養蚕農家がありました。野村町は、傾斜地を利用した農地が多く、収益性が高くて人手もあったことで、養蚕が栄えたといわれています。

特に、昭和8年に製紙工場が建てられ、野村町産の生糸が「カメリア(白椿)」として商標登録されてから、日本のみならず海外でも高い評価を受けました。その後は海外製品に押され、現存する養蚕農家は10戸あまりです。

野村シルクがたどった歴史をはじめ、日本の小袖や大正時代の衣装、繭や生糸の生産で使われた貴重な道具などが、西予市野村シルク博物館に展示され、見学することができます。建物は上から見ると繭の形をしています。

そして、隣接する絹織物館には製糸所があり、今でも、養蚕農家が生産して持ち込まれた繭で、多条操糸機(たじょうそうしき)という機械でカメリアの製造が行われています。野村シルクのブランド力は今も健在で、能装束の復元に使われ、伊勢神宮で20年に一度だけ行われる式年遷宮の御用生糸でもあります。

西予野村シルク博物館では、自分だけの機織り体験などもできます。日本一と名高い野村シルクの世界、ぜひ体験してみてください。

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えひめいやしの南予博2016
いよ観ネット 西予市野村シルク博物館
http://iyokannet.jp/front/spot/detail/place_id/570/