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愛媛県は魚やみかんだけでなく「牛」もおいしい――その味を存分に堪能できるのが、西予市の「ゆうぼくの里」。やや近代的な街並みから少し外れ、のどかな風景にログハウス風の建物。まるでオアシスのような雰囲気で、地元民に人気のスポットです。

古くから酪農が盛んだった西予市。愛媛県内で有数の米どころでもあり、地元の飼料米を食べて育つ「はなが牛」は、牛が飼育されている場所にほど近い歯長峠(はながとおげ)から命名されたブランド牛です。

はなが牛はすべて交雑牛と、乳牛として利用できないホルスタイン種の雄牛。最大の特徴は、和牛でおなじみのサシ入りでなく赤みが多い肉であることです。リーズナブルな価格で提供できるだけでなく、牛に抗生物質や成長ホルモンを一切与えないといった品質面でもこだわっています。

ゆうぼくの里にあるレストラン「ゆうぼく民」のおすすめは、はなが黒牛のステーキ。肉の柔らかさ、ほどよい肉汁、女性も食べやすい後味とボリュームと、牛肉のおいしさが実感できます。付け合わせの野菜も地元産を多く用いていて、新鮮でどれもおいしいです。どこか懐かしい雰囲気の店内は居心地も良く、ランチもディナーもおすすめ。数量限定のはなが牛みすじステーキも、チャンスがあればぜひ。

併設されている燻製工房で作られている、添加物を一切使用しないハムやソーセージも大人気。売店で購入することができるので、食事をしなくても立ち寄れます。

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えひめいやしの南予博2016
ゆうぼくの里