シャープが開発した世界初のモバイル型ロボット電話「RoBoHoN」(ロボホン)が26日発売された。このタイミングにあわせて東京・青山のロイヤルガーデンカフェ青山で期間限定の「RoBoHoN CAFE」がオープン、関連のイベントが行われた。

picture00

 RoBoHoNは身長約19・5センチ、体重約390グラムの小さなサイズながら、ユーザーとの会話や電話、メール、写真撮影、ダンスなどができるスグレモノ。イベントにはロボットクリエーターの高橋智隆氏やシャープの開発担当者などが出席して、開発秘話の紹介や実演などが行われた。

picture01

 注目すべきなのはロボットのコミュニケーション能力の高さで、ユーザーの設定によって朝、決まった時間に起こしてくれたり、挨拶をしたり、一日の予定をリマインドしてくれたりする。声でメールを送ったり、カメラで撮影したり、内蔵の高画質レーザープロジェクターで写真や動画を大画面で見たりすることもできる。もちろん電話の機能もしっかり備わっており、通話中は持ちやすい姿勢に変換されるなど、コンシューマー向けの画期的な商品に仕上がっている。
 
picture02
 
 一人でも多くの人にRoBoHoNの魅力を知ってもらいたいと、シャープは若い女性などに人気の「ロイヤルガーデンカフェ青山」とコラボし、RoBoHoNと触れあえる場を設定。6月7日までの期間中、展示に加えてデモンストレーターが要望に応じて商品デモも行う。店内では様々な装飾などでRoBoHoNの世界を表現するほか、カフェラテ、ティラミス、ひな鶏のスパイシー焼き、の3種類のオリジナルメニューを用意して来店客にアピールする。カフェとロボットという一見、珍しい組み合わせだが、高い機能とかわいらしさで多くの関心を集めそうだ。

picture03