「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は豊かな香りと上品な甘さから「果物の女王」と呼ばれ、高級ぶどうの代名詞ともなっている。もともと高温・乾燥地帯のエジプト原産の「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、日本では降水量が少なく「晴れの国」として知られる岡山県で栽培技術が発達し、生産量で90%以上を誇る特産物となっている。
岡山県でマスカット栽培が始まって130周年の今年は、春から天候に恵まれ育成状況も「非常に良い」との前評判だったが、初競り直前の1粒の糖度を計測すると、糖度計はなんと22度(平均糖度は18度程度と言われている)を指し示し、その評判以上の出来栄えであることを窺わせた。この日競りにかけられたのは計 450kg。最高値は 1 箱(1kg)30,000 円で、これはこれまでの初競り最高値記 録タイとなる高値に。
初競り立ち会った伊原木隆太岡山県知事も、「大変景気の良い数字をいただきまして嬉しく思っております。岡山県の誇る宝石のようなぶどうですから、是非一度お試しください!」と満面の笑みを浮かべた。
今朝競り落とされた岡山県産の「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、早速都内果物専門店等の店頭に並ぶ。
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