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ソウルでショッピングの中心地、明洞(ミョンドン)。

韓流プチプラコスメ店が並ぶ大通りのストリートを歩くと、「シートパック安いよ!」「おまけたくさんあげるよ!」といった、客引きの店員たちによる日本語が飛び交う光景が、かつては定番でした。いったん店内に入ると、日本語での商品表示、日本語での接客なんて当たり前。韓流ブームとともに日本人が大挙して押し寄せたのもあって、日本語併記化が次々と進み、接客のしつこさにややウンザリしつつも、ハングルがいまだ意味不明な身としては、ありがたい限りでした。

その明洞が最近、中国人だらけという噂。そして、今年の旧正月に明洞を実際に訪れてみて、まさにその様子を目の当たりにしました。

大通りには、観光客がたくさん。そのほとんどが明らかに中国人で、日本人は皆無です。飛び交う言語も、中国語ばかり、接客や広告も中国語がよく目につきます。韓流ブームの名残で、日本語もちらほらと見かけましたが、とにかく日本人がほとんどおらず、見渡す限りで中国人ばかり。

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極め付けは、大通りの入口にあった「銀聯カード」のブース。日本でも、“爆買い”中国人がこのカードを使って買い物をすることでおなじみですが、さすがに日本ほどの買い物はしていなかったようではあるものの、特設ブースが設けられているあたり、相当に多いのでしょう。中国人歓迎をPRしてか、パンダの着ぐるみやイラストもよく見かけました。

かつては日本人、そして今では中国人。海の向こうでも、中国人の勢いはとどまることを知らないのを実感させられました。

(Written by AS)