近年、製法や素材にこだわった高単価なグルメバーガーが注目を浴びている。
海外の人気グルメバーガーが続々と進出しており、昨年11月にニューヨーク発の「シェイク シャック」、今年3月には「カールスジュニア」が1号店をオープンした。これに対し、国内のハンバーガーチェーンである「モスバーガー」や「フレッシュネスバーガー」は、既存商品より単価を上げたグルメバーガーとお酒を提供する新業態のお店を昨年オープンさせ、グルメバーガー市場に参入。また、ホテルや個人経営の飲食店でも、グルメバーガーを提供するお店が増えてきており、グルメバーガーの市場は顧客の奪い合いが起こり始めている。まさにハンバーガー戦国時代と化している状況にある。
そんな中、ロサンゼルス発の大人気グルメバーガーである「UMAMI BURGER」が今年の秋冬に初上陸する発表がなされた。『UMAMI BURGER』は、2009年にカリフォルニア州ロサンゼルスで1店舗目をオープンしてから、急速に成長を続け、6年間で5つの州で24店舗を展開。「UMAMI BURGER」のUMAMIは、日本語の旨味に由来しており、食材の旨味を最大限に引き出す調理法を確立し作られたハンバーガーであることから「UMAMI BURGER」と名付けられている。2010年には米国版GQの「2010年のベストバーガーオブザイヤー」に選出された他、2014年にはTIME誌の「史上、最も影響力のある17のバーガー」にも選出されるなど、注目が集まっているハンバーガーレストランだ。2013年にニューヨークに初進出を果たした時には、食通のニューヨーカーが3時間待ちの行列を作り、話題となっていた。
ハンバーガーの本場であるアメリカで受け入れられたUMAMIは、日本でも受け入れられるのか。ハンバーガー戦国時代真っ只中にあるグルメバーガー市場にどんな影響をもたらすのか今後の動向に注目だ。
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