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現在、ロングヒット中の映画『さとにきたらええやん』。9月3日、ポレポレ東中野での上映後には、重江良樹監督と共に、林家ペーさんが期待を裏切らない全身ピンク色の装いでトークショーに登壇しました。
 この作品は、日雇い労働者の街として知られる大阪西成区釜ヶ崎で38年もの間、子供たちに憩いの場を提供し続ける『こどもの里』に密着したドキュメンタリー映画。障害の有無や国籍を問わず、西成の街で暮らす子供たちを受け入れてサポートしている『こどもの里』で起こる日々のドラマを、やさしい視点で描いています。
 ぺーさんは意外にも大阪出身。今は電気街として知られている日本橋で生まれ育ったといいます。
「西成っていったら本当に怖いイメージがありましたよ、子供の頃から。デンジャラスゾーンって意識がね。でも、昔は映画が安く見られたから、行くことはありました」
「僕ね、こてこての大阪人なんです。先日ね、久々に『何いうてんねん、お前』って言ったら、そばにいた鶴瓶ちゃんが『大阪弁うまいな』と。そういうことがあったという今日この頃なんですけどね」
 高校まで暮らした大阪が舞台のこの映画を「自分の原点を見ているみたいで」と懐かしむと同時に、「子供たちの表情がいきいきしていて、いいですね。たくましく生きているのが、いいですね」と絶賛。
「演技でないのがいい。最初、セリフを喋ってるのかと思っていた。芸人だから、そう思っちゃうんだけと。どっきりカメラ、長いことやってたから」
 そんなボケをかましながらの爆笑トークが20分以上続いたところでタイムオーバー。
「今度はパー子、連れてきますよ。こういういい映画、見せないと。高峰秀子が好きな古い人間だからね」
 ポレポレ東中野での上映最終日の16日には安倍昭恵さんがトークのゲストに登壇することが決定しました。パー子さんは観に来られるのでしょうか。

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『さとにきたらええやん』 公式サイト
http://www.sato-eeyan.com/

(photo & Written by シン上田)