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川崎にある「ドクターネイル爪革命」におじゃまして、フットケアを体験させていただくこととなった。
「ドクターネイル爪革命」は、巻き爪や魚の目など足爪や足裏が抱えるトラブルを、独自の機材を使った痛みのほとんど伴わない施術によって総合的にケアする。
たとえばひどい巻き爪があると、これまでは皮膚科で処置を行うのが一般的だった。病院では患部の爪は切り取るような処置を行うため、処置後は当然痛みが伴う。しかしドクターネイル爪革命では、足に専用の矯正ワイヤーをつけることで、切らずに少しずつ広げていく。このように、それぞれの症状に合わせて研究された方法で処置をされていくので、継続的に利用する客が多いという。

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足を見た瞬間、施術スタッフから「(爪を)切りすぎですね」の一言。
爪の白い部分をすべて切ってしまっては深爪にあたるようで、白い部分を1ミリ程度残すようにして切る方が良いのだとか。
深爪をすると爪回りの肉や皮膚が盛りあがり爪の成長の妨げになる。それでも伸びようとするので爪が変形し、巻き爪を進行させてしまう恐れがあるそうだ。

フットケアのはじまりは足湯から。足裏や爪を柔らかくして施術しやすくする。歯科のような道具で爪の間のゴミを取り除き、ドクターネイル爪革命で独自開発されたマシンで爪の先や表面を研磨する。

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筆者はデスクワークが中心の30代男性で、深爪以外には大きな問題を抱えていなかったのだが、外回りの多い営業職や現場仕事など、動き回ることの多い仕事についている人は、タコや魚の目のトラブルを起こしやすいという。

魚の目や巻き爪など、明らかな問題を抱えていなくても、足を見てもらえば爪の生え方や足裏の固くなっている部分などからこれから起こりうる足のトラブルもわかる。
実際に足から来る身体全体のトラブルが起こってから病院で診てもらうよりも、これらが起きる前から、原因を予防し対処するほうが、経済的にみても優れているかもしれない。

月に一度、75歳以上の高齢者を対象に無料でフットケアを行う「シルバーデー」を設置している。
たしかに、高齢者の足に注視してみると、素人目にもわかるほど深刻な肥厚爪(厚みのある爪)や巻き爪を抱えている人が散見される。こういった足のトラブルからくる痛みによって、姿勢が悪くなり腰痛や肩こりを引き起こすことがあるという。
フットケアによって足の痛みから開放されれば、外出も楽しくなり生活の質も向上する。

若い男性客はフットケアの利用者層としては「まだ大丈夫」と言う思考が強く、そこまで多くないようだが足に抱えた小さな問題からどんどん体のバランスが崩れていき、そこから関節部など大きな身体のトラブルへと発展する可能性もある。
仕事やプライベートで体を動かすことが多い世代だからこそ、健康維持対策のひとつとして定期的なフットケアを行う意味がありそうだ。
この記事を機に、今一度自分の足と向き合ってみて欲しい。
 
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