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「海賊」をコンセプトに海賊旗(ジョリーロジャー)を振りかざし、6月26日に東京ドームシティ ラクーアガーデンステージを舞台に1000人を超える観客を集め、アイドルの世界へ華々しく船出をしたアイドルグループ「黄金時代」。

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海賊船は、次々と島(イベント)を襲撃。数々のアイドルイベントを撃破するのは、もちろん。湘南の海へ乗り出し海の家を乗っ取れば、東京タワーの展望台から東京中を配下に納めようと宣言。
主催イベント「アイドル黄金時代」を定期開催しては次々とアイドルたちを取り込み、着実に乗組員(仲間)たちを増やし続け、10月23日からは、「AKIBAカルチャーズ劇場を舞台に定期ライブの開催」も決定。その航海には、輝く未来が待ち受けていた・・・はずだった。

しかし、「黄金時代」が所属する株式会社ジョリー・ロジャーが9月27日付けで倒産。当日付けで、アーティスト/社員問わず所属していたすべての人達が解雇された。

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海賊旗をはためかせ華々しい航海を行ってきた「黄金時代」も、予想外な味方の砲撃を受け、船出からたった3ヶ月という短い期間の中で座礁してしまった。
いや、座礁というのは間違いか。倒産という巨大な砲弾の直撃を受け、「黄金時代」のメンバーはそれまで乗船していた船を放棄。急いで脱出船に乗り、なんとか沈没からは救われた。

「黄金時代」の航海日誌(スケジュール)には、すでに先の展開までいろいろと記されている。
しかもその船を支える仲間たちも着実に増え続けている。そう、5人は簡単に船を降りることは出来なかった。そこで彼女たちが取った行動。それが、「黄金時代を所属させてくれる事務所を募集します」という記者会見だった。

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10月1日(土)に「黄金時代」は、みずからも出演していたイベントの合間の時間を利用し、Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで緊急記者会見を行った。
この日は、関西出身の七瀬つばさを除く安田帆花/日向いちか/葵あおい/柚木れもの4人が集結。記者たちを前に現状を報告してくれた。

倒産を最初に知ったのはリーダーの安田帆花。彼女の報告を通し、各メンバーが事実を確認。ただし安田帆花本人も、いや、メンバー全員が青天の霹靂な出来事だった。

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現状、メンバー及び元ジョリー・ロジャーのスタッフは手弁当で活動。新しい所属先が決まるまでは完全自主活動で乗り切ろうとしている。
だからこそ、早く新たな海賊船に乗り込み進撃のラッパを鳴らすためにもと、彼女たちは切実に呼びかけてきた。「所属事務所を募集します。条件は、お給料が出て、普段からレッスン出来る環境があること」(安田帆花)と。

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この記事を目にして興味を持った事務所の方々、ぜひコンタクトをして欲しい。
「黄金時代」は、「東京ドームシティ界隈の開場を制覇することを目標」に活動している。その夢を叶えるためにも、勢いある若手を探している事務所の方、手を上げていただければ幸いだ。

それまでフリーで活動している「黄金時代」を、まずはみなさんの手で支えてもらえたら嬉しい。黄金時代がふたたび海賊旗を大きくはためかせられるかは、いろんな人たちの支えにかかっている。本人らは、現状を以外と前向きに受け止めている。最後にメンバーからのコメントを記す。

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「アイドル活動を始めて3ヶ月。これで終わったらあっけないです。でも『黄金時代』なら乗り越えられるので大丈夫ですし、まだまだ私はアイドル活動を続けます。」(柚木れも)

「事務所が決まってまた何事もなく活動できたらいいんですけど。こんな経験って普通あり得ないので、これも立派な海賊になるための経験だなと受け止めています。これだって『黄金時代』が長く活動していくうえでのちっちゃな障害としか思ってないように、逞しく乗り越えていきます。」(日向いちか)

「私、アイドルのプロデューサー活動もやってて。そのグループの中、『炎上させたら話題になるから炎上商法を使おう』という話をしていたんですよ。そしたら、私自身の活動のほうで炎上騒ぎが起きてしまって…『これはいいネタだ』と逆に受け止めています。この炎上をきっかけに『黄金時代』が話題になってくれたら嬉しいな、うちら、世の中を騒がせてこその海賊なんで(笑)。むしろ私は、社長のこれからが心配です。」(葵あおい)

「海賊なので、これからも何が起こるかわかりません。これからだって、まだまだ大きな波が襲いかかってくるかもしれないです。でも、一つ一つの事件を乗り越えながらも黄金時代は逞しく進んでいきます。早く新しい事務所へ所属し『この事務所と言ったら黄金時代だよね』と言われるように頑張るので、どなたか所属お願いします。」(安田帆花)