銀座の高級クラブ「ル・ジャルダン」の元ＮＯ．１ホステスで、現在、株式会社ＴｒｕｅＨｅａｒｔの代表取締役として活躍する甲賀香織さんが、恋愛に関するいろいろな質問に答える「元ＮＯ．１ホステス香織社長の恋愛ＣＬＵＢ」。

僕には付き合って２カ月の彼女（２０歳／大学生）がいます。

そして、彼女には小学校から幼馴染みの男がいます。

僕は、その男が気になってしょうがないです。

もちろん彼女は幼馴染みのことを、「男」として見てはいないと言います。
いわゆる男女の友情というやつです。

でも、２人でご飯や買い物に行ったり、両親も仲が良いのでお互いの家で遊んだりすることもあるようです。

それが、あまりにも普通のことなので、そのことを僕に言うこともありません。

「会うな」とも言えないし、「男」として見てはいないと言っているので、大丈夫だと思っているのですが、いつか何か起こってしまうのではないかと不安です。

男女の友情って、本当にあるんでしょうか？

（２０歳／男性／大学生）

男女の友情は永遠のテーマですね。

この問題を考えるにあたって、必要なのは愛情と友情の違いは何か、ということです。

結論から言うと、愛情は友情の延長線上にあり、その境は本人自身にとっても曖昧な場合が多いと私は考えます。

また、境がだいぶ先にあるか手前にあるかは、個人差が大きいように感じます。

そして、当然対象となる相手にもよります。自分を取り巻く環境にも左右されます。

そう、恋は厄介なもので、その時「ない」と思っていても、状況の変化で突然芽生えたりするものです。長く友人関係を続けていれば、その間に恋人と別れたり、人生の岐路に立ったり、大病をしたりと、自分のこれまでの思考を変えてしまうような変化が絶えず訪れるからです。

恋をすることは悪いことではありません。むしろ、素敵なことだと思います。

とはいえ、それによって愛情に変わるくらいの大切な友達を失くす覚悟は必要ということは否めません。

また、特に男性には一部、異性を常に恋愛対象と見てしまう癖がある人が混じっているように感じます。

そのため、同性の友達よりも異性の友達の方が、一般的に数が少なくなってしまう理由でしょう。

知り合った最初の頃に友達になりえるか、なりえないかは振り分けられるので、今彼女が男友達というのであれば、それは本当に友情でつながった関係なのだろうと思います。

しかし、あなたにとっては、彼は強力なライバルになる可能性も高いということです。

なぜなら、愛情が友情の延長線上にあると仮定するなら、何かがあなたに一歩及んでいないとはいえ、彼女は彼に信頼や尊敬を感じているに違いありません。

もし、彼女があなたとの関係がうまく行っていないと感じる時が来るのであれば、きっと彼女は男友達に相談するでしょう。

恋心に隙間が生まれたことを彼は知り、彼女も現状に不満を感じているのなら、それは一番恋に代わりやすい条件になってしまうことでしょう。

だから、何よりあなたは彼女に本音を伝えるべきです。ここにご相談されているくらいですから、彼女が男友達と仲良くしていることにストレスを抱えているのですよね？

ならば、彼女に素直に今の気持ちを伝えてみるべきではないでしょうか。

それによって、「下心はない関係なのにそんなこと言うのはあなたはおかしい」と怒ったり、２人の友情が壊れてしまったりするようなのであれば、そもそもそれは単なる友情ではないことになります。

残念ながら、彼女が恋人であるあなたの気持ちを尊重できないような関係ならば、愛を育んでいくことができません。

ところで、私にも男友達はいます。

そんな私ですが、夫は「俺は浮気されるはずがない」と断言しています。

その自信はどこから来るのかと質問すると「こんなに尽くしてくれる男は他にいないから。」との返答です。

確かに、一貫して優しく誠実なので、愛されていることをいつも感じています。

すると、強欲な私でさえ心の隙間はそうそう生まれません。

だから、同時に自分磨きや彼女への誠意で、彼女の心を掴まえ続ける必要があります。

「魔法を使ってこの空に虹をかけてと言ったら？」

「それはできないかもしれなけど・・・でも、魔法だったら使える！」

２５年前のカンチ！

トレンディ〜