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大阪を代表するグルメといえば、昔も今も「粉もん」。その粉もんの激戦区、大阪・道頓堀で行列が絶えない人気のお好み焼き店「美津の」店主と、その弟子によるイベント「粉もん道場」が開かれると聞き、さっそく足を運んだ。主催は、日本コナモン協会。

2回目となるこのイベントのテーマは、ズバリ「お好み焼き」。美津のの女将・森川さんから弟子の「ArAkA」(あらか)店主の安原さんに対し、「野菜たっぷりのヘルシーなお好み焼き」というお題が出された。まさに道場破り、アイデアを練りに練って作り上げたお好み焼き。さっそく試食した師匠に「野菜の甘み、旨みをもっと活かすように」とダメ出しをされ、さらに改良を加えたという。そして、ついに完成した「だしバター舞茸の野菜たっぷり満月焼」が今回、お披露目された。

満月焼は、目玉焼きがお好み焼きに乗っている美津のの定番人気メニュー。これをベースに、豚やイカといったお好み焼きに定番の具材でなく、キャベツに加えてさつまいも、エリンギ、大葉、パプリカなど野菜をふんだんに使っている。しかも、ソースの代わりに、昆布つゆと昆布ぽん酢なのも特徴だ。

森川さんと日本コナモン協会の熊谷会長に見守られながら、参加者を前に実演する安原さんはやや緊張気味。「具材と生地、卵は混ぜすぎない、ざっくり混ぜるほうがおいしく仕上がる」「ひっくり返してできあがるまでの待ち時間は我慢のしどころ」「仕上げの舞茸に、冷蔵庫に残っている野菜を加えてもいい」などのアドバイスを交えながら、力作を紹介した。その後、筆者も実際に作ってみると、生地をひっくり返すところなど少々手こずったものの、見た目が完璧でなくても美味しそうに仕上がる彩り感、野菜の味がとても生かされていて和風のダシとも合う、とてもおいしかった。

弟子の安原さん曰く「師匠のプレッシャーを感じつつ、完成してまずは一安心」という一方、師匠の森川さんは「ほぼ完璧」と、めでたく合格点となった。参加者からも「新鮮な味」「楽しかった」など大好評だった。ヘルシー志向の女性、ベジタリアンの人向けのメニューにも良さそうだ。

大阪におけるお好み焼きは「家ごとにレシピがある」というほど、実はかなり奥が深い。森川さんは「(吉本)新喜劇を見ながら、お好み焼きを食べる文化を続けていきたい」と話し、日本コナモン協会でも今後も引き続き、粉もんのさまざまな魅力を全国そして海外に発信していくという。

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日本コナモン協会
ハッピーレシピ ヤマサ醤油
ぐるなび 美津の 
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ArAkA あらか