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今年のクリスマスは3連休!クリスマスチキンやケーキで何回も乾杯!という人も多いのでは? 日本酒に合う意外な料理や食材を、駆け出しのきき酒師タッキーが毎回お届けする【日本酒★新発見】シリーズ。
今回はイチゴのショートケーキに合う日本酒を紹介しま〜す!

クリスマスなのだから、和酒器ではなくワイングラスにオシャレに注げる日本酒にしたいもの。ということで、まず思いつくのが日本酒スパークリング♪
」、「すず音」など最近はさまざまな日本酒スパークリングが登場していますが、タッキーがおすすめするのは山形県の「出羽桜」の「出羽桜 咲(さく)」(250ml 税別460円)。

もともとケーキが甘いので、甘すぎるものは避けたいし、かと言って、酸味が強すぎるのも相性がいまいち。
「出羽桜 咲(さく)」はジューシーでまろやかな味わいなので、イチゴにも生クリームにも見事にマッチ。
泡ののど越しもとても心地よく楽しめます。日本酒スパークリングは夏だけじゃないのよ〜!

次に個人的に注目したいのがにごり系の微発泡。「あれ?意外と合う!」なんです!

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石川県の「手取川」のにごり微発泡「白壽(はくじゅ)」(720ml 税込1,350円)は、上品な甘さと爽やかな酸味がとろけるように調和し、さらに瓶内発酵による適度な炭酸ガスが溶け込んで一体となった独特の清涼感が魅力。
 なめらかで深みのある味わいの中にイチゴショートケーキの酸味や甘みも見事に調和していきます。

一方で、キリッと一本筋の通った味わいなので、不思議とマッコリのように重たい感じにはならないのです。
酵母や酵素が生きたまま、白く濁った状態で蔵出しされる“活性にごり生酒”なので、美容効果も期待できるかも〜♪

最後に“間違いないこの1本!”をご紹介。

一般社団法人「日本のSAKEとWINEを愛する女性の会」、通称、「SAKE女の会」がおすすめする本命の1本は、栃木県の「仙禽(せんきん)」の「仙禽 ナチュール Six(シス) カタチなきものに触れる音 [無垢な光]」。
ボトルの見た目も日本酒らしくなく、長いネーミングも含めて、何だか芸術性を感じさせる1本です。

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画像提供/佐野屋JIZAKE.com

同会のセレクト理由は、「甘酸っぱくて、柔らかい味わいで、イチゴのケーキにはぴったり。さらに生もと造りなので、心地いい優しい酸味があり、これがクリームとすごくマッチします。ただ、この商品が今あるのかどうかはちょっと心配です」とのこと。(確認したら上記リンク先の通販サイトにはまだ在庫があるとのこと!ラッキーですよ!)

タンクではなく、現代では珍しい木桶で仕込み、おそろしく手間ひまかけて、丹念に作り上げた一滴入魂の酒。
完全無添加の超自然派生もと。つまり、酒母を仕込む際に乳酸を添加しないで(=生もと造り)、さらに酵母も添加せず、蔵付き酵母で仕込まれる“超自然派の生もと”なのだとか。

タッキーもマリアージュ実食してみましたが、先の2本に比べてケーキに負けていない、しっくりくる味わい。
聖なる夜にふさわしい、まさに主役級の日本酒。神聖な気持ちで、感謝しながら、じっくり味わいたいものですね。

次回は冬の定番!「クリームシチュー」に合う日本酒をご紹介します!お楽しみに!


≪筆者プロフィール≫
▪タッキー(たきぐちともこ)
5滝口和服










国際きき酒師(英語)&きき酒師。飲食ライター歴20年の食いしん坊バンザイ!記者&PRプランナー。日本酒やワインなどもこよなく愛す。株式会社GreenCreate 代表。テレビ番組などにも出演中。

▪「日本のSAKEとWINEを愛する女性の会」
おもてなしの心よ、たくさん花咲け、花SAKE。それが、SAKE女(SAKE JO)の心。
日本のSAKEとWINEを楽しみ、旅し、学びながら素敵な「おもてなし」の心を一緒に磨いていく団体。
ホームページ(2017年3月まで女性は登録無料): http://www.omotenashi-sakejo.com/
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