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日本でも普及するiPhoneで今、ある悩みごとがあります。それは、カメラのシャッター音が近ごろ、かなり大きいこと。

iPhone7/7 Plus発売時のOSアップグレードとともに、シャッター音が以前よりも大きくなりました。例を挙げると、カフェなどでスイーツを撮る時にシャッターを押すと、「カシャ!」という音で思わずまわりが振り返るほど。このiPhoneのカメラからのシャッター音は、実は世界じゅうで日本だけなのです。他の国々で発売されているiPhoneではシャッター音を無音に設定することが可能。というよりむしろ、誰もが無音です。外国人にシャッター音が消せないことを伝えると「クレイジー、オーマイガッ」と言われました。

噂によると、とある元タレントによる盗撮事件の影響とも聞きましたが、いまだ真相は謎。盗撮に敏感な国ならではの事情なのでしょう。でも、やはり不便。

とりあえず、カメラのシャッター音は無音がいい。そこで香港でiPhoneを買うことにしました。

向かった先は、空港鉄道の香港駅に隣接するモールにあるアップルストア。香港ではアップルストアのほか、正規代理店などでも入手可能と聞きましたが、海外で初めてのスマートフォン購入は定価で良いのでなんとなく安心のアップルストアにしました。

店に入り、いろいろ試した後、手が空いているスタッフに「iPhone SEが欲しい、64GB」と英語で伝えました。そばにあったiPadで香港ドルでの値段を表示され、その後、5分ほど待って、バックヤードから商品が出てきて現物の最終確認。クレジットカード(VISA)で決済すると、その場で袋にも入れてくれず現物のままポンと箱ごと渡されて終わりでした。なんとも簡単。ちなみに、香港ではもともと免税なので、海外の空港でよく行う免税手続きなどは不要です。値段は香港のアップルのホームページでも確認できますが、ちょうど円安だったのもあって日本で購入するよりやや高かったです。

1つ注意なのが、端末に「技適マーク」があるかどうか。これがないスマートフォンは日本で使うと違法になります。iPhoneの場合は「設定」から確認できます。2017年1月現在、海外版iPhone7/7 Plusに技適マークがなく、その他のiPhoneはあります。

あとは、日本に帰国して、それまで使っていたiPhoneからFREETELのSIMカードを抜いて差し替え、アクティベートしたら即、通話もでき、ネットも繋がりました。香港で買ったiPhoneでも日本語表示ができ、そしてもちろんカメラのシャッター音は無音。他の国でも現地でSIMカードを購入して使ってみても、万国共通のiPhone、現地のスタッフに設定してもらえて快適に利用できました。

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(Written by AS)