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エジプトはなにもかも有料。つまり「タダはない」という話です。

まず、ホテル。ルクソールの某5つ星ホテルでは、インターネットはロビーのみWi-Fi無料でした。ただ、ネットに接続する速度がものすごく遅い。写真のデータ送信など、絶対に無理なレベル。ロビーで悪戦苦闘する外国人、けっこう見かけました。

そして、部屋に行くと、高級ホテルにあるコーヒーメーカーがありません。ポットもなし。テーブルの上をよく見ると、ティファールとコーヒーの写真が置いてあり、日本語に訳すと「格安35ドル!」とのこと。4,000円弱、とんでもない。水はかろうじてミネラルウォーター1本が無料だったものの、冷蔵庫の中にあるジュースなどはかなり高額。

また、荷物を運んでもらうポーター、タクシーを頼んだり、ちょっとしたお願い事をしたりしても、基本的に「チップ」が必ず要ります。ある意味、アメリカ感覚。

遺跡などでトイレを利用する時は必ず、「トイレ銭」も出入り口で支払わないといけません。この値段がガイドブックなどで見るとけっこうバラバラですが、おおよそ2エジプトポンドを渡しました。これだけ渡すと、トイレットペーパーもちぎってくれます。たまたま5エジプトポンドしかなくて仕方ないと渡すと、3エジプトポンドをキッチリ返してきたのには驚きましたが。トイレが無料だったのは結局、空港とホテルだけだった気がします。

あと、現地のSIMカードを買ってきて欲しいと頼んでも、かかる交通費プラスアルファを支払わないといけません。自分でなんとかできる人は良いですが、街に出る勇気や手間がなければ、頼んで支払うのが賢明かと。

まったく別物で、「バクシーシ」があります。これはチップではなく、お金のある人が貧しい人に与える施しのようなもの。与えるか否かは自由ですが、一度あげると「もっともっと」と言われる可能性大なので、できるだけ関わらずにうまくかわしていくのが良いでしょう。

(Written by AS)