その名からもご利益がありそうなパワースポット「円満寺」。建立812年と伝わる、本尊が阿弥陀如来の寺院です。場所は、道後温泉本館から徒歩1分ほど。
本堂の手前に、一寸二尺の大きな白塗りの地蔵尊が安置された仏堂があります。別名「湯の大地蔵(ゆのだいじぞう)」。この地蔵尊、行基が道後温泉にやってきた際、クスノキの大木に彫ったと伝わります。そして、1855年に道後温泉の湯が止まってしまった時、この地蔵尊に祈願したところ、湯が再び湧き出たことから「湯の大地蔵」と呼ばれるようになったとか。
また、道後エリアを火事から守る“火よけ地蔵”やこの地蔵に参拝して道後の温泉に入ると寿命が延びるという“延命地蔵”とも呼ばれています。さらに、境内にある地蔵は“水琴窟”で、水をかけると竹筒から美しい音色が聞こえてきます。臥牛洞狂平(がぎゅうどうきょうへい)の仮名詩碑(かなしひ)も境内にあり、日本で3基しかないという珍しい碑とのこと。
円満寺|いよ観ネット
(Written by AS)